演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

乳癌センチネルリンパ節生検(SLNB)における微小転移症例の検討

演題番号 : O38-3

[筆頭演者]
藤田 翔平:1 
[共同演者]
大森 聡:1、宮野 省三:1、町田 理夫:1、北畠 俊顕:1、児島 邦明:1、小倉 加奈子:2、松本 俊治:2

1:順天堂大医学部附属練馬病院 総合外科・乳腺外科、2:順天堂大医学部附属練馬病院 病理診断科

 

【背景】センチネルリンパ節生検の普及に伴って、微小転移の臨床的意義が重要な問題となっている。微小転移を認めた場合、腋窩リンパ節郭清(ALND)を施行するか否か一定の見解は得られていない。【対象】2005年7月から2013年3月までで手術を施行した全985例のうち、SLNBを施行した786例中微小転移を認めた30例を対象とした。【結果】微小転移を認めた30例の内20例(66.6%)は術中迅速診断にて微小転移と診断され、14例はLV1、4例はLV2,3までALNDを施行した。郭清リンパ節(non-SLN)に転移を認めたリンパ節はなかった。永久標本で微小転移と診断された症例は10例(33.3%)、二期的な追加切除は施行していない。術後追加補助治療として化学療法(+分子標的療法)を施行した症例は10例、内分泌療法を施行した症例は20例であり、現在までで腋窩リンパ節再発は全例認めておらず、1例骨転移再発を認めたのみである。【結語】微小転移症例は、追加補助治療の適応を決定する際に重要であり、術後補助治療により追加郭清の有無にかかわらず、転移再発の制御を期待できることが示唆された。 non-SLNに転移を認めた症例はなく、微小転移症例においてALNDを省略しても局所制御の点からは安全であり、また二期的腋窩リンパ節郭清の追加は必要ではないことが示唆された。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:手術療法

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