演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

前立腺癌に対するドセタキセル療法のPSA surge現象に関する検討

演題番号 : O34-1

[筆頭演者]
田畑 健一:1 
[共同演者]
佐藤 威文:1、津村 秀康:1、松本 和将:1、藤田 哲夫:1、西 盛宏:1、平山 貴博:1、高口 大:1、大山 哲平:1、岩村 正嗣:1

1:北里大学医学部  泌尿器科

 

【目的】前立腺癌に対するドセタキセル療法(DTX)を施行する際、投与初期に一過性の上昇(PSA surge)が見られることが報告されている。今回、当該施設での同治療におけるPSA surgeにつきレトロスペクティブに検討した。【方法】2008年から2012年までに前立腺癌に対してPSL10mg併用のDTX(75mg/m2)を施行した65例を対象とした。年齢は中央値67歳、DTX開始前のPSA値は中央値37.6ng/mlであった。DTXの施行コース数は中央値9回であった。【結果】PSA surgeを認めたのは16例(24.6%)であった。治療前PSA値から中央値27.4%の上昇を認め、PSA surgeの期間は中央値52.5(46-84)日であった。PSA nadirの値はsurge群が中央値7.8ng/ml、非surge群が中央値12.1ng/mlで有意差はなかった(p=0.77)が、PSA nadirまでの期間はそれぞれ中央値216日、118日とsurge群では有意(p=0.03)に長かった。PSA進行はsurge群で14例(87.5%)、非surge群35例(71.4%)で、PSA進行までの期間はそれぞれ中央値299日、201日と有意差はなかった(p=0.42)。【結論】PSA surgeは全例3ヶ月以内に低下傾向となり、PSA nadirまでの期間はPSA surge群で有意に長かった。しかしながら、PSA進行までの期間には両群間に有意差はなかった。今後、matureなデータにおける全生存での検討が必要である。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:化学療法

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