演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

当院で経験した子宮体部漿液性腺癌の免疫組織学的検討

演題番号 : O28-5

[筆頭演者]
石川 貴久:1 
[共同演者]
寺内 文敏:1、大村 涼子:1、在津 令子:1、中山 大栄:1、森竹 哲也:1、佐川 泰一:1、井坂 惠一:1

1:東京医科大学病院 産科婦人科学教室

 

[目的]子宮体癌の約90%は類内膜腺癌であり、残りが特殊組織型として分類される非類内膜腺癌である。今回、当科にて経験した子宮体部非類内膜腺癌である漿液性腺癌症例を臨床的・免疫組織学的に検討した。[方法]2007年9月1日から2012年8月31日までの5年間に当科にて精査・加療を行った子宮体部漿液性腺癌例を対象に臨床的事項と併せて免疫組織学的に検討を行った。基本的に開腹手術は卵巣癌に準じて行い、術後はIb以上はタキサン+プラチナ製剤による化学療法を施行した。[結果] 子宮体部腫瘍は202例、そのうち類内膜腺癌150例(74%)、肉腫は19例(10%)、非類内膜腺癌33例(16%)であった。非類内膜腺癌の内訳は、漿液性腺癌14例(43%、全体6.5%)、明細胞腺癌3例(9%、全体1.5%)、粘液性腺癌4例(12%、全体2.0%)、扁平上皮癌1例(3%、全体0.5%)、混合癌7例(21%、全体3.5%)、未分化癌2例(6%、全体1.0%)、神経内分泌細胞癌2例(6%、全体1.0%)であった。漿液性腺癌例の年齢中央値は64(43-83)歳、臨床進行期 Ia3例,b3例,c2例,II0例,III4例,IV2例であった。採取した病理検体を免疫組織的に染色したところ、p53が93%に染色された。その他、エストロゲンレセプター・プロゲストロンレセプターも57.1%に染色された。複数種の免疫染色も行い、臨床的事項と併せて検討を加えた。[結論]子宮体部漿液性腺癌では成書の通り高率にp53が染色される。その他、エストロゲンレセプターなども比較的高率に染色されることが分かった。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:病理

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