演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

神奈川県悪性新生物登録よりみた子宮頸がんの罹患率の動向

演題番号 : O27-5

[筆頭演者]
元木 葉子:1 
[共同演者]
宮城 悦子:2、金子 徹治:3、佐藤 美紀子:4、沼崎 令子:4、加藤 久盛:5、水嶋 春朔:6、岡本 直幸:7、平原 史樹:1

1:横浜市立大学 大学院医学研究科 生殖生育病態医学、2:横浜市立大学附属病院 化学療法センター、3:横浜市立大学 大学院医学研究科 臨床統計学・疫学 先端医科学研究センター、4:横浜市立大学附属病院 産婦人科、5:神奈川県立がんセンター 婦人科、6:横浜市立大学 大学院医学研究科 疫学・公衆衛生学、7:神奈川県立がんセンター臨床研究所 がん予防・情報学部

 

【背景】日本における子宮頸がんによる死亡数は,国立がん研究センターによれば2011年には2737人であり年々増加している.子宮頸がん検診受診率が低迷する一方,2013年4月からはHPVワクチンが定期接種化され,子宮頸がんの予防は転機を迎えている.【目的】神奈川県内における子宮頸がんによる罹患の実態を把握する.【方法】神奈川県悪性新生物登録(以下地域がん登録)における子宮頸がん患者データ(1985~2009年)を利用し分析した.【結果】1985~2009年までの24年間に神奈川県内の子宮頸がんの新規罹患報告数は15248例であった.このうち上皮内がんは4549例,浸潤子宮頸がんは10699例であった.1985~1989年の子宮頸がん罹患率(上皮内がん含む)は,15~49歳の若い世代で女性人口10万人あたり13.7であったものが2005~2009年には19.2と増加したのに対し,50歳以上の世代では同時期に31.4から18.2と減少した.また子宮頸がんの罹患率は,2000年以降は20代後半から増加し,年齢階級別の罹患率が最も高い世代が30代後半~40代前半となっていた.【結論】神奈川県内の子宮頸がん罹患数は増加し,また罹患率増加がより若い世代で起こっている実態が明らかになった.

キーワード

臓器別:子宮

手法別:疫学・予防

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