演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

婦人科悪性腫瘍術後にエノキサパリンナトリウムの臨床第2相試験

演題番号 : O27-2

[筆頭演者]
高橋 伸卓:1 
[共同演者]
平嶋 泰之:1、伊藤 公彦:2、奈須 家栄:3、井谷 嘉男:4、鍔本 浩志:5

1:静岡県立静岡がんセンター 婦人科、2:関西ろうさい病院、3:大分大学医学部、4:奈良県立奈良病院、5:兵庫医科大学

 

【目的】婦人科悪性腫瘍術後にエノキサパリンナトリウムを投与し、その安全性および有効性について明らかにする。【方法】2010年4月から2011年3月までに登録した症例は109例であった。術中出血多量などの理由で未投与の5例を除外した104例にエノキサパリンナトリウム2000単位を連日1日2回7-14日間投与した。Primary endpointを再手術あるいは輸血を要する出血事象の発現率、secondary endopointを症候性VTEの発現率とし、リンパ節郭清の有無などとの関連について検討した。【成績】104例の内訳は子宮頸癌35例、子宮体癌40例、卵巣癌21例、その他8例であった。出血事象は6例(5.7%)に認めたが、リンパ節郭清未施行39例中5例(7.6%)、郭清症例(骨盤内37、傍大動脈28)65例中1例(1.5%)であり、郭清症例に多い傾向はなかった。再手術症例はなく、輸血施行例は1例(0.9%)のみであった。血栓塞栓症例は2例(1.9%:肺塞栓症1例、深部静脈血栓症1例)であった。有害事象は肝機能障害が18例(17.3%)と最も多かったが、投薬を必要とするよう症例はなかった。【結論】リンパ節郭清を含む婦人科悪性腫瘍の術後においてもエノキサパリンの投与は安全に行うことが可能であることが示唆された。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:臨床試験

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