演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

卵巣癌におけるCD133の腫瘍内発現と化学療法抵抗性との関連性

演題番号 : O26-4

[筆頭演者]
岩崎 慶大:1 
[共同演者]
藪下 廣光:1、若槻 明彦:1

1:愛知医科大学 産婦人科

 

【目的】CD133は、癌幹細胞で発現する細胞マーカーの1つと報告され、その発現は化学療法抵抗性の指標になりうる可能性が考えられる。本研究では、卵巣癌患者におけるCD133の原発腫瘍内発現と臨床病理学的背景、化学療法効果および生存予後との関連性を検討した。【方法】インフォームド・コンセントを得た卵巣癌30症例の初回手術摘出腫瘍組織を材料とした。CD133の原発腫瘍内発現は、ホルマリン固定パラフィン包埋切片を検体とし、ポリマー法にて染色し、染色される腫瘍細胞が観察されたものを発現陽性とした。【成績】CD133の発現は腫瘍細胞の細胞膜および細胞質に観察された。発現陽性率は、33.3%であった。CD133の発現陽性率は、組織型別に差はないが、I・II期群(12.5%)に比較しIII・IV期群(50%)で、化学療法奏功群(14.3%)に比較し無効群(77.8%)で有意に高かった。また、5年生存率はCD133非発現群(70%)に比較し発現群(26.7%)で有意に低かった。【結論】卵巣癌においてCD133の原発腫瘍内発現は化学療法抵抗性や生存予後不良の指標となりうる。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:その他

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