演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

抗癌剤投与末梢ルートの看護師による穿刺システム構築とその導入までの道程

演題番号 : O24-6

[筆頭演者]
蒲野 洋子:1 
[共同演者]
青山 良枝:1、近藤 俊美:1、内藤 由美子:1、安田 千雅子:1、松井 隆則:2、村田 透:3、藤井 正宏:3、赤羽 和久:3、浅井 暁:4、加藤 正孝:5

1:愛知県がんセ愛知病 看護部 、2:愛知県がんセ愛知病 消化器外科、3:愛知県がんセ愛知病 乳腺科、4:愛知県がんセ愛知病 呼吸器内科、5:愛知県がんセ愛知病 薬剤部

 

はじめに   近年の外来化学療法件数の増加に伴い、治療までの待ち時間や化学療法室の効率的運用を考えると医師のみが末梢静脈ルート確保(以下:PV穿刺)することは困難となっている。一方で看護師も新たに抗癌剤のPV穿刺に対する不安は漠然としながらも大きい。そのため当院化学療法委員会(以下:委員会)で看護師のPV穿刺に関する試行システム作りを行った。方法と結果   システム導入にあたり、看護師がPV穿刺する場合の具体的な不安内容をあげ、その対応を委員会で検討し、安全を担保し不安を緩和する方策を検討した。不安は主に看護師からであり、1.血管外漏出の対応とその責任、2.看護師のPV確保に患者が拒否をしないか、3.PV確保の難しい患者への穿刺、4.技術が未熟な看護師が行うことへのリスク管理、といったものがあげられた。これらの点をふまえ、待ち時間の短縮・当院の現状も勘案し、次の条件のもと看護師が抗癌剤のPV穿刺を行うこととした。条件は1.当面は外来化学療法室のみでの運用とする(経験豊富なスタッフが多い)、2.当面ハーセプチン単剤レジメンのみ行う、3.医師が看護師の穿刺をあらかじめ患者に説明し、PV穿刺困難な場合には速やかに対応する、4.一般薬のPV穿刺研修を終え、血管外漏出対応・過敏症対応マニュアルを再確認した看護師が行う、とした。院内へは院内化学療法マニュアルを改訂して周知した。医師・看護師・薬剤師の役割分担も明文化させた。システム導入後のPV穿刺実績と導入後に明らかになった問題点、穿刺当事者である外来看護師のアンケート、血管穿刺を開始したのちの看護師の不安内容の変化と患者の待ち時間が軽減されたか、などについても報告する。順調に経過した場合、このシステムの範囲を発展させていきたいと考えている。

キーワード

臓器別:その他

手法別:チーム医療

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