演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

乳癌における針生検標本と手術摘出標本におけるKi67発現の比較検討

演題番号 : O21-4

[筆頭演者]
板垣 友子:1 
[共同演者]
寺本 成一:2、亀田 彰:1、桑原 正樹:1、宮原 栄治:1

1:済生会広島病 外科、2:九州中央病 乳腺外科

 

【はじめに】乳癌のサブタイプ分類においてKi67の評価は非常に重要であり14%をカットオフ値としてluminalA ,Bに分類されている。今回,Ki67を測定した症例を対象に,術前針生検と手術標本においてKi67の発現の相違を比較検討した。【対象と方法】2009年4月から2012年12月までの当院で手術施行した121例中,針生検標本と手術標本においてKi67の発現を測定した59例を対象とした。ただし非浸潤癌症例,術前化学療法を施行した症例は除外した。Ki67の発現は抗Ki67抗体による免疫組織化学的染色で行った。【結果】術前針生検のKi67陽性率は32.2%,手術標本のKi67は34.2%で両標本において有意な差は認めなかった。術前の針生検にてluminal A 9例、luminal B 24例、HER2 type 18例、 Triple negative type 8例であった。サブタイプ別に検討したところHER2タイプ、トリプルネガティブ症例においてはKi67の変化は少なかった。luminal症例においては,術前針生検でluminal Aと診断された9例中4例が手術標本においてluminal Bと診断された。また術前針生検にてluminal Bと診断された25例中1例が手術標本においてluminal Aと診断された。【まとめ】術前針生検にてluminal と診断された34例中5例が手術標本においてluminalタイプが異なった結果となり,術前診断のさらなる精度管理の必要性が示唆された。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:バイオマーカー

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