演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

Luminal A乳癌患者におけるPgR陽性率と予後との関連についての検討

演題番号 : O20-5

[筆頭演者]
四元 大輔:1 
[共同演者]
相良 安昭:1、大井 恭代:2、松方 絢美:1、川野 純子:1、寺岡 恵:1、金光 秀一:1、馬場 信一:1、相良 吉昭:1、雷 哲明:1、相良 吉厚:1

1:博愛会 相良病院 乳腺科、2:博愛会 相良病院 病理診断科

 

(目的)2013年のSt.GallenではLuminal AにPgRの陽性率20%の因子が追加され、さらなる個別化治療が提唱された。Luminal A のPgR陽性率と予後について検討した。(対象と方法)対象は2002年4月から2010年3月に手術を施行したHR(+)HER2(-)浸潤癌、1495症例。観察期間中央値56ヶ月。Luminal A(1316人:88.0%)はHR(+)HER2(-)、核異型度1または2、Luminal B (HER2-) (179人:12.0%)はHR(+)HER2(-)、核異型度3とした。(結果)平均年齢58.0歳、平均浸潤径20.1mm。再発は117人(7.8%)。DFSの単変量解析で最もハザード比の高いPgR陽性率90%をカットオフ値とし、90%未満/以上をそれぞれPgR-low、PgR-highとした。Kaplan-Meier曲線によるlog-rank検定でPgR-lowはPgR-highよりDFS、OSともに有意に予後不良であった。Cox解析によるDFSは多変量解析で、年齢、浸潤径、Luminal B(HER2-)、v、PgR、LNが有意であった。OSでは単変量解析で、年齢、浸潤径、Luminal B(HER2-)、ly、v、PgR、LNで有意であり、多変量解析では浸潤径、vが有意であった。また、Luminal A(PgR-low) (722人:48.3%)、Luminal A(PgR-high) (594人:39.7%)、Luminal B (HER2-)では、log-rank検定でDFS、OSともLuminal B (HER2-)、Luminal A(PgR-low)、Luminal A(PgR-high)の順で有意に予後不良であった。また術後ホルモン治療のみ行った840症例の検討でDFSは、Luminal B (HER2-) (30人)、Luminal A(PgR-low) (417人)、Luminal A(PgR-high) (393人)の順で有意に予後不良であった。(結語)Luminal AにおいてPgR90%未満はPgR90%以上より予後不良であった。PgR陽性率は各施設間での設定が必要である。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:バイオマーカー

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