演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

切除不能・再発肝内肝外胆管癌の化学療法

演題番号 : O14-4

[筆頭演者]
土屋 嘉昭:1 
[共同演者]
野村 達也:1、梨本 篤:1、藪崎 裕:1、瀧井 康公:1、中川 悟:1、丸山 聡:1、松木 淳:1、會澤 雅樹:1

1:新潟県立がんセンター 消化器外科

 

切除不能胆道癌に対する1次化学療法は, 英国で行われた大規模な比較試験ABC-02試験ゲムシタビン(GEM)とGEM+シスプラチン(GC療法)により, GC療法が標準治療として確立している。今回我々は切除不能・再発肝内肝外胆管癌においてABC試験の結果が出る前におこなっていたGEM+CPT11療法例とGC療法例の成績を検討したので報告する。GC療法は肝外胆管癌7例、肝内胆管癌1例。男性7例、女性1例であり、年齢は55-77歳(中央値71.5歳)であった。再発部位は肝4例、リンパ節3例、局所1例、骨1例で姑息的切除1例であった。治療期間は1-3か月(中央値2か月)で継続中1例、有害事象はgrade3(高度食思不振)を1例に認めたが、grade4はなかった。治療効果はSD2例、PD6例で奏功例はなかった。GEM+CPT11療法は肝外胆管癌12例、肝内胆管癌5例。男性13例、女性4例であり、年齢は28-80歳(中央値65歳)であった。再発部位は肝6例、腹膜2例、リンパ節2例、局所2例、骨2例、姑息的切除1例、非切除4例であった。治療方法はGEM(400mg/m2)を30分で点滴静注し、6時間後にCPT-11(40mg/m2)を2時間で点滴静注し2週間に1回の投与を反復した。治療期間は1-33か月(中央値8か月)、有害事象はgrade3を5例、grade4を1例に認めた。治療効果はCR1例、PR1例、SD9例、PD6例で奏功率12%であった。1年生存率は59%でMSTは12.5ヶ月であった。考察・結語 切除不能・再発肝内肝外胆管癌のGC療法は70歳以上の高齢者が4例と半数に認め、継続が困難であった。また奏功例もなく、治療成績は不良であった。GEM+CPT11療法は重篤な有害事象は少なく、臨床効果は高く、切除不能・再発肝内肝外胆管癌化学療法の選択枝の一つになる可能性があると考えられた。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:化学療法

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