演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行再発胆道癌に対するGEM+CDDP療法

演題番号 : O14-1

[筆頭演者]
阿部 真也:1 
[共同演者]
近本 亮:1、橋本 大輔:1、清水 健次:1、新田 英利:1、今井 克憲:1、林 洋光:1、石河 隆敏:1、別府 透:1、馬場 秀夫:1

1:熊本大院 消化器外科学

 

【背景】ABC-02試験やBT-22試験の結果、進行再発胆道癌に対してGEM+CDDP療法(以下GC療法)が世界的な標準化学療法となった。2011年8月に公知申請によりCDDPが胆道癌に適用され、2012年2月には保険適用となり、GC療法は日本でも一般的に使用できるようになった。【目的】GC療法の臨床的効果、有害事象について検討する。【方法と対象】当院にて2011年11月~2013年4月までの期間に、GC療法を行った24例を対象とし、Retrospectiveに検討した。腎機能については、Cr値およびeGFR値を用いて評価した。GC療法導入時は入院で行い、2コース目以降は基本的に外来にて行った。【結果】患者背景は、男/女:15/9、年齢:36~83歳(中央値:66歳)であった。進行/再発:18/6、肝内胆管癌/胆管癌/胆嚢癌/乳頭部癌:7/5/11/1例、進行癌の18例はStage I/II/III/IVa/IVb:0/1/1/4/12例(胆道癌取扱い規約第6版、原発性肝癌取扱規約第5版)であった。GC療法を1st line/2nd line以降で行った症例は17/7例、投与回数の平均値は1st line/2nd line以降:8.11/3.14回であった。抗腫瘍効果CR/PR/SD/PD:0/1/9/4、病勢制御率71.4%であった。10例は投与回数が少なく評価不能であった。Kaplan-Meier法による生存期間中央値:10.3ヵ月であった。血液毒性はGrade3/4(CTCAEv4.0):3/4例に認めた。非血液毒性Grade3/4:0/0例であった。腎機能障害を来した症例はなく、胆管炎は24例中5例に認め、治療継続の妨げとなった。CDDP累積投与量が400mgを超えた症例は5例認め、CDDP累積投与量560mgの患者でGrade1の感音性難聴を認めた。【結論】GC療法は外来でも安全に施行できるが、投与期間が長期化した場合には、CDDPによる難聴や末梢神経障害にも注意が必要である。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:化学療法

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