演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

高齢進行がん患者と在宅リハビリテーション

演題番号 : O139-6

[筆頭演者]
安部 能成:1 

1:千葉県立保健医療大

 

【目的】がんは1981年以降、日本人の死因の第1位である。しかし、寝たきり原因の第一位は脳血管障害であり、がんは必ずしも重度の介護を必要としない。これを踏まえ、どのような対応がなされるべきか高齢進行がん患者を対象に検討する。【対象と方法】日本人の平均寿命(男79歳、女86歳:2012年の人口動態統計)を超える進行がん患者への対応について日本語文献を対象に後方視的に検討した。【結果】この年齢層の進行がん患者は天寿がんとも呼ばれており、与えられた寿命なのか疾患による死亡なのかの区別が難しく、本人が希望しなければ告知を行わず、必ずしも治癒的治療を目指さない点に特徴があった。【考察】確かに限りある医療資源を全ての患者に向けることは難しい。天寿がん患者は治癒的治療を目指さないことが多く、がん専門病院での急性期治療の可能性は相対的に低い。しかし、治癒を目指さないからこそ症状緩和、緩和ケアの可能性は高い。その意味で高齢進行がん患者は旧来の入院中心医療から在宅緩和ケアを展開するのによい適応である。その際、できる限り患者の活動性を維持し、介護者の負担を減らす緩和ケアの観点に立つリハビリテーションの活用が重要である。

キーワード

臓器別:その他

手法別:リハビリテーション

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