演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発子宮体癌に対するドセタキセル+シスプラチン(DP)療法21例の検討

演題番号 : O138-3

[筆頭演者]
二宮 委美:1 
[共同演者]
山上 亘:1、進 伸幸:1、桑波田 美智子:1、滝川 彩:1、千代田 達幸:1、市川 義一:2、野村 弘行:1、片岡 史夫:1、冨永 英一郎:1、阪埜 浩司:1、青木 大輔:1

1:慶応義塾大学病院 、2:静岡赤十字病院

 

【緒言】再発子宮体癌の治療に関するエビデンスは乏しく、特に化学療法について至適レジメンは未だ明らかではない。我々は再発子宮体癌に対してセカンドライン以降の化学療法として、ドセタキセル+シスプラチン(DP)療法を施行した21例を経験したので報告する。【対象と方法】病理学的に子宮体癌と診断され、手術および術後化学療法を施行された症例のうち、2002年から2012年までに再発と診断され、DP療法をセカンドライン化学療法として施行した18例およびサードライン化学療法として施行した3例を対象とした。DP療法はドセタキセル 70mg/m2、シスプラチン 60mg/m2の点滴静注を原則3週間ごとに投与した。奏効率はWHO基準にて、有害事象はCTCAE ver.4.0にて評価した。対象症例における年齢の中央値は62歳(38-75歳)であり、フォローアップ期間は909日(65-2725)であった。投与サイクル数の中央値は6サイクル(1-11サイクル)であった。【結果】DP療法の奏効率(CR+PR)は57.1%であった。再発部位別奏効率は腟断端、肺、肝では60%以上と高値であるのに対して、リンパ節や腹膜播種では低値であった。G3以上の有害事象は血液毒性では白血球減少81.0%、好中球減少81.0%、貧血9.6%であり、非血液毒性では下痢と倦怠感がそれぞれ14.3%、肝機能障害、末梢神経障害、低Na血症がそれぞれ4.8%で認められた。5年無増悪生存率(PFS)は7.1%であり、PFSの中央値は226日(147-305日)であった。PFSに影響する因子の検討では、treatment-free interval(TFI)が6ヶ月以上の症例が6ヶ月未満の症例に比べて有意に予後良好であり(p=0.01)、platinum-free interval (PFI)が6ヶ月以上の症例が6ヶ月未満の症例に比べて予後良好な傾向であった(p=0.09)。なお、組織型や、ファーストライン化学療法のレジメンについては有意差を認めなかった。【結論】DP療法は再発子宮体癌に対するセカンドライン化学療法として有用であると考えられた。特に、TFIが6ヶ月以上の症例ではその有効性が示された。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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