演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

肝細胞癌に対する治療成績の時代別変遷の検討

演題番号 : O135-2

[筆頭演者]
山本 有祐:1 
[共同演者]
生駒 久視:1、森村 玲:1、小西 博貴:1、村山 康利:1、小松 周平:1、塩崎 敦:1、栗生 宜明:1、窪田 健:1、中西 正芳:1、市川 大輔:1、藤原 斉:1、岡本 和真:1、阪倉 長平:1、大辻 英吾:1

1:京都府立医科大学 消化器外科

 

【はじめに】肝細胞癌(HCC)は治癒切除であっても高率に再発を来すため,十分な再発予測,再発に対する治療戦略を立案ことが重要である.【対象と方法】1980-2010年にHCCに対し肉眼的治癒切除を得られた404例を対象とし、前期(2000年まで,n=236)と後期(2001年以降,n=168)の治療成績の比較、及び肝内再発例の治療法別成績の比較を行った。【結果】1) HBV陽性:HCV陽性=90:186例,T1:T2:T3:T4=67:191:106:38例,5年無再発生存率(無生率)31%,5年累積生存率(5生率)59%.前後期間でT因子(p=0.1),Stage(p=0.3)に有意差を認めなかった.前期は後期より有意にICG,AFPが高値で, im,肝硬変が多かった.無生率は両群間で有意差を認めなかったが(前期31vs後期29%,p=0.7),5生率(50vs79%)は後期で有意に良好であった(p<0.01).肝内再発例(n=234)では32例で再肝切除、28例で局所穿刺治療、150例でTAEを施行した。6か月以内再発,非再肝切除,低分化型が肝内再発後の独立した予後因子であった.再肝切除は再発後5生率45%で,TAE(23%)より予後が良い傾向を認めた(p=0.06).再発後TAE治療群では後期(n=50)の再発後5生率が39%で、前期(n=100,19%)より有意に予後良好であった(p<0.01)。【まとめ】前後期間で無生率はほぼ同等であったが,5生率は後期で有意に良好であり,近年の集学的治療の発展が再発後生存率の改善に寄与していると考えられた.

キーワード

臓器別:肝臓

手法別:手術療法

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