一般演題(口演)
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進行再発大腸癌に対する一次治療 FOLFOX+Bi-weekly C-mab併用療法の検討 演題番号 : O133-1
1:福井県済生会病 外科、2:石川県立中央病 外科、3:福井県立病 外科、4:松波総合病院 外科、5:金沢赤十字病院 外科、6:金沢医科大学、7:東海中央病院、8:独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター 外科
(目的)切除不能進行再発大腸がん患者に対する1次治療としてFOLFOX + Bi-weekly Cetuximab併用療法の有効性と安全性を評価した。(対象と方法)2011年9月に多施設共同第II相試験を開始した。対象はKRAS野生型の治癒切除不能の進行・再発大腸がんで化学療法未施行例である。適格基準は測定可能な標的病変を有する(RECIST ver1.1)ni、20歳以上、PS:0~1( ECOG )主要臓器( 骨髄、肝、腎など )の機能が十分に保持されている症例とした。投与スケジュールはmFOLFOX6/ Cetuximab 500 mg/m2/biweekly 120min でPDもしくは規定の副作用発現となるまで続行した。Grade2の神経毒性発現時にはOxaliplatinのみの中止を可能とした。Primary endpointは奏効率、Secondary endpointは治療開始より8週後の抗腫瘍効果、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)5-FU+LV+Cetuximab療法での有効性と安全性、安全性などとした。(結果)2013年2月に60例を集積し、登録は終了した。登録症例の背景は年齢64.5歳(38-82)、男性/女性:47/13、PS 0/1:51/9、転移巣は肝/肺/リンパ節/その他:51/15/19/7であった。Grade3、4以上の副作用は好中球減少19%、末梢神経障害4.8%、皮膚障害8.1%に認められた。現在までに解析可能であった奏効率は70%(28/40)の結果である(結語)本投与法は安全な投与が可能で、weekly cetuximab併用療法に比べて奏効率、副作用の点から問題なく、2週間毎の通院が可能なことが有用と考えられた。
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