演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

胆道癌術後Gemcitabine不応例に対する2nd line S-1の治療成績

演題番号 : O130-6

[筆頭演者]
佐々木 隆:1 
[共同演者]
伊佐山 浩通:1、中井 陽介:1、高原 楠昊:1、斎藤 圭:1、木暮 宏史:1、山本 夏代:1、平野 賢二:1、多田 稔:1、小池 和彦:1

1:東京大学医学部附属病院 消化器内科

 

【目的】胆道癌に対しては積極的に切除が試みられる。切除後には術後補助化学療法もしくは術後再発としてしばしばGemcitabine (GEM)が投与される。しかしながら術後のGEM単剤治療に不応となることをしばしば経験し、これまでS-1単剤療法も日常臨床ではしばしば選択されてきた。しかし胆道癌術後GEM単剤不応例に対する2nd line S-1に限定した報告はなく、その治療成績ははっきりしていない。そこで今回、胆道癌術後GEM単剤不応例に対する2nd line S-1の治療成績について検討する。【方法】対象は、2007年3月以降に当科で経験した胆道癌術後GEM単剤不応例に対して、2nd line S-1単剤療法を施行した31例。【成績】患者背景は、年齢中央値71歳、男/女 = 21/10、performance status (PS) 0/1/2 = 19/11/1、胆嚢/肝内/肝外/乳頭部 = 4/13/13/1。術式は、膵頭十二指腸切除/拡大肝切除/肝部分切除/肝外胆管切除/胆摘 = 6/15/6/1/3であった。治療コース中央値は3コースであった。Response rate (RR)/disease control rate (DCR) = 16.1%/61.3%、median time-to-progression (TTP) 5.5ヵ月、median overall survival (OS) 14.5ヵ月であった。なお、ワーファリン内服などを理由に2nd lineとしてS-1単剤ではなく、GEM+CDDP併用療法を施行した8例では、RR 0%, DCR 37.5%, median TTP 3.0ヵ月、median OS 5.8ヵ月であった。Grade 3以上の有害事象は、白血球減少3%、好中球減少3%、ヘモグロビン減少6%、下痢3%であった。【結論】胆道癌術後GEM単剤不応例に対しても、2nd line S-1単剤療法は良好な治療成績を示すと考えられた。有害事象についても許容範囲内であった。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:化学療法

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