演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

進行軟部肉腫30例でのPazopanibの有害事象の検討

演題番号 : O128-6

[筆頭演者]
藤本 祐未:1,2 
[共同演者]
小山 隆文:1,2、尾崎 由記範:1,2、中村 能章:1,2、長野 雅史:1,2、深谷 真史:1,2、湯川 裕子:1,2、柳原 武史:1,2、成田 健太郎:1,2、大山 優:1,2

1:亀田総合病院 腫瘍内科、2:キュア サルコーマ グループ

 

目的:PazopanibはVEGF阻害薬で、海外第3相試験のPALETTE試験にて、殺細胞薬と異なる特徴的な有害事象が報告されている。本邦ではまだ充分な使用経験は積まれておらず、本邦での有害事象は検討されていない。今回我々はPazopanibを使用した進行軟部肉腫30例における有害事象について検討したので報告する。対象:33~69歳(中央値54.5歳)の進行軟部肉腫30例。性別は女性27例、男性3例。前治療のない症例は1例のみで、その他29例は殺細胞薬の治療歴があるが、VEGF阻害薬の使用歴はない。Pazopanibは400mg/日で開始した。結果:Grade 1~2の有害事象は、高血圧14例(46.7%)、食欲低下10例(33.3%)、倦怠感 8例(26.6%)、甲状腺機能低下症・血小板減少 6例ずつ(20%)、下痢 4例(13.3%)、血痰2例(6.7%)、好中球減少・QT延長 1例ずつ(3.3%)であった。 Grade 3~4の有害事象は、血小板減少・血尿・腫瘍出血 1例ずつ(3.3%)であった。結語:当院の結果でも、PALETTE試験での結果と類似する有害事象の結果が得られた。中にはQT延長症候群など注意を要する有害事象も認められた。今後本邦でも大規模臨床試験にて更なる検証が必要である。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:分子標的治療

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