演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

転移性肉腫に対するパゾパニブの検討

演題番号 : O128-5

[筆頭演者]
楢原 啓之:1,3 
[共同演者]
安田 華世:1、森田 香織:1、武田 陽子:1、柳川 和範:1、松本 仁:1、福島 寿一:1、松永 一美:1、上田 周二:1、渋谷 はるみ:1、安永 祐一:1、乾 由明:1、河田 純男:1、山村 倫子:2,3、高橋 克仁:2,3

1:兵庫県立西宮病 、2:大阪府立成人病セ、3:キュアサルコーマボード共同治療連携

 

【目的】パゾパニブ塩酸塩は、VEGFR、PDGFR、c-kitなどを阻害するマルチキナーゼ阻害薬である。国際共同試験PALETTE(VEG110727)試験の結果に基づき2012年9月日本で悪性軟部腫瘍に対して承認された。しかし本試験に含まれる日本人は31例のみである。そこで今回我々は悪性軟部腫瘍に対するパゾパニブ塩酸塩の安全性と有用性を検討した。【対象】2012年11月から2013年5月までに当院を受診しパゾパニブ塩酸塩を内服した悪性軟部肉腫患者15例。年齢は56歳(23-72歳)、性別はすべて女性。【結果】原発巣は子宮7例、その他8例。いずれも転移巣を有する。組織型は平滑筋肉腫10例、その他5例。観察期間は6週間(1週間-22週間)。外来にて投与開始し、有害事象のため入院3例。観察期間が十分な9例中6例にSD以上の効果が得られた。また骨転移症例9例に対してデノスマブを併用したが、低カルシウム血症以外の明らかな有害事象を認めず。14例生存中である。【結語】パゾパニブ塩酸塩は、分子標的薬剤に習熟した腫瘍内科医が緊急対応可能な病院で処方すれば安全である。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:分子標的治療

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