演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

直腸癌側方リンパ節微小転移診断におけるSentinel Node理論の応用

演題番号 : O120-3

[筆頭演者]
柳田 茂寛:1 
[共同演者]
上之園 芳一:1、有上 貴明:1、松下 大輔:1、平原 徹志:1、原口 尚士:1、衣裴 勝彦:1、小園 勉:1、馬場 研二:1、盛 真一郎:1、夏越 祥次:1

1:鹿児島大院医歯学総合研究科 腫瘍学・消化器・乳腺甲状腺外科

 

【背景】下部直腸癌の側方リンパ節郭清適応にていては一定の見解は得られていない.側方リンパ節転移再発は微小転移診断の重要性を示唆.下部直腸癌側方リンパ節転移診断でのSN 理論応用の可能性を微小転移レベルで検討.【対象】cT1-4下部直腸癌45症例.【方法】術前日に99mTc-Tin colloid を腫瘍周囲の粘膜下層(n=16),腫瘍最深部(n=29)に注入.術中術後にSNを同定,mapping.転移診断はHE診断,AE1/AE3免疫染色,CEAを用いたRT-PCR診断で施行.【結果】1)上方リンパ節にのみSNを認めた症例は粘膜下注入法15症例(94%),深部注入法 16症例(55%),側方リンパ節を含むリンパ節にSNを認めた症例は粘膜下注入法1症例(6%),深部注入法 13症例(45%).深部注入法症例において有意に側方リンパ節にSNを認めた(p<0.01). 2)側方SN転移診断は,HE染色,免疫染色により転移は認めなかったが,RT-PCR診断により4症例の側方SN(いずれも内腸骨動脈流域)に転移を認めた.pN0(mol+)(sn)と診断されたリンパ節を4μmで全割し40μm毎にAE1AE3により免疫染色を行うと,全てのリンパ節でisolated tumor cellsを認めた.【考察】下部直腸癌側方リンパ節郭清の適応にはSN理論応用が一助となる可能性がある.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:診断

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