演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

加速乳房部分照射法の多施設共同臨床試験Secondary endpoints

演題番号 : O115-5

[筆頭演者]
吉田 謙:1 
[共同演者]
鹿間 直人:2、佐伯 俊昭:2、土器屋 卓志:2、築山 巌:3、旭 修司:3、余田 栄作:4、中島 一毅:4、松村 泰成:5、立入 誠司:6、古妻 理之:7、増田 慎三:7、大谷 侑輝:8、能勢 隆之:9、小口 正彦:10

1:大阪医科大学 放射線科、2:埼玉医大国際医療センター、3:会津中央病院、4:川崎医科大学、5:九州医療センター、6:京都市立病院、7:大阪医療センター、8:大阪大学、9:日本医大多摩永山病院、10:がん研有明病院

 

厚生労働省がん研究助成金「HDR組織内照射等の標準化の研究」班では、組織内照射を使った加速乳房部分照射(APBI=Accelerated Partial Breast Irradiation)の多施設共同臨床試験(UMIN000001677)を実施し、登録を終了した。 (目的) 2012年11月15日現在でのSecondary endpoints(有害事象発現割合、局所制御率、美容効果)について報告する。 (対象と方法) 3cm以下pN0M0、35歳以上、ホルモンレセプタ陽性、断端陰性乳癌に対して、術後(45例)ないし術中(1例)アプリケータ留置によるAPBIを施行した。臨床結果をCase Report Formで集計した。(結果)経過観察639日(134-1088日)時点で、急性期有害事象は、放射線皮膚炎G2 7%、G1 48%、感染G1 2%、気胸G1 2%であった。遅発性有害事象は、色素沈着G1 33%、色素脱失G1 2%、線維化G3 4%、G2 11%、G1 37%、疼痛G3 2%、G2 7%、G1 30%、軟部組織壊死(脂肪壊死)G2 2%、肋骨骨折 G2 2%、毛細管拡張G1 7%であった。制御率は、同側・対側とも乳房内再発なし、領域リンパ節再発なし、遠隔転移なしであった。美容効果は、Excellent/Goodが刺入前100%(n=46)、12カ月後93%(n=43)、24カ月後93%(n=15)、36カ月後100%(n=2)であった。 (結論)経過観察21ヶ月時点での有害事象、局所制御、美容効果は、急性期皮膚炎を除き文献データの範疇であった。急性期皮膚炎は、欧米のデータ(2%)よりもG2の割合が高かった。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:放射線治療

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