演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

pN0食道癌の再発リスクの検討

演題番号 : O113-5

[筆頭演者]
吉田 直矢:1 
[共同演者]
渡邊 雅之:1、馬場 祥史:1、石本 崇胤:1、今村 裕:1、辛島 龍一:1、馬場 秀夫:1

1:熊本大病 消化器外科

 

【はじめに】食道癌に対し根治度Aの食道亜全摘術を行い、病理学的検討でN0が判明した場合、追加治療は行わず経過観察となるが、そのような中にも再発を来す症例がある。【目的】pN0食道癌の再発のリスクを調べ、どのような症例に追加治療を行うべきかを明らかにする。【対象と方法】2005年以降に食道亜全摘術を施行しpN0が判明した食道癌で2年以上が経過した128例を対象とし、再発群(n=15)と再発がなかった群(n=113)の背景因子90項目の比較検討を行った。【結果】pT3-4(p<0.01)、pStage(第10版 p<0.01、TNM第6、第7版 p<0.05)に再発と有意な相関がみられた。脈管侵襲+(とくにv+)、INFb or cも再発を来しやすい傾向にあった。pT3-4、脈管侵襲+、INFb or cの全てを満たす11例のうち5例(45%)が再発を来した。術前のp53、CEA、SCC高値は再発と関連がなかった。鏡視下手術の有無、出血量、合併症の有無などの手術関連因子は再発と関連がなかった。【結語】pN0であってもpT3-4の症例は手術後の慎重な経過観察が必要と考えられる。またpT3-4、脈管侵襲+、INFbまたはcの全てを満たした場合、pN0であっても補助療法を行うことを検討すべきと考える。

キーワード

臓器別:食道

手法別:手術療法

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