演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

膵癌切除後早期再発の危険因子

演題番号 : O108-4

[筆頭演者]
松本 逸平:1 
[共同演者]
新関 亮:1、浅利 貞毅:1、後藤 直大:1、田中 正樹:1、山下 博成:1、石田 潤:1、蔵満 薫:1、田中 基文:1、武部 敦志:1、岡崎 太郎:1、木戸 正浩:1、味木 徹夫:1、福本 巧:1、具 英成:1

1:神戸大 肝胆膵外科

 

背景:切除可能膵癌に対する標準治療は外科切除+術後補助化学療法であるが、術後早期再発例をしばしば経験する。目的:膵癌肉眼的治癒切除後早期再発例の危険因子を明らかにする。対象と方法:2001年1月から2012年9月までの期間、当院で肉眼的治癒切除が行われた膵癌179例を後ろ向きに検討した。早期再発群(術後6ヶ月以内の再発、n=34)と非早期再発群(n=145)で臨床病理学的因子を解析し、早期再発群の危険因子を明らかにし、再発予測スコアを作成した。結果:術前因子(患者背景因子、血液検査値、腫瘍径)、術中因子(術式、血管合併切除の有無、手術時間、出血量、輸血の有無)、術後因子(術後合併症、組織学的所見、血液検査値)の多変量解析で、術前白血球数>8000/mm3 (オッズ比2.72, 95%CI: 1.10-5.85, P<0.0328)、腫瘍径>2cm (2.64, 95%CI: 1.59-4.34, P<0.0002)、術後CA19-9>150IU/L (13.4, P<0.0001, 95%CI: 6.19-28.6)が有意な因子として抽出された。作成した再発予測スコアでは、0, 1, 2 , 3, 4点の早期再発率はそれぞれ3, 15, 75, 83, 100%であった。結語:早期再発例の危険因子は術前白血球数、腫瘍径、術後CA19-9値であり、再発予測スコアは有用である。

キーワード

臓器別:膵臓

手法別:集学的治療

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