演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

外来化学療法のツール(がん化学療法の安心ブックレット)

演題番号 : O104-1

[筆頭演者]
保田 尚邦:1 
[共同演者]
木村 慎太郎:1、諸原 浩二:1、渡辺 裕:1、片山 和久:1、家田 敬輔:1、岡田 朗子:1、深井 康幸:1、吉田 武史:1、平方 智子:1、大澤 秀信:1、田中 司玄文:1、小峰 知佳:1

1:伊勢崎市民病院 外科

 

【はじめに】利便性から外来化学療法の普及は進んでいる。そのため外科、内科や皮膚科など専門外来と外来化学療法センターとの効率のよい院内連携が求められている。2009年から消化器癌患者とその家族に安心して医療を受けてもらうために当院では患者用クリニカルパスや医療情報を小冊子にして提供している(安心ブックレットシリーズ)。今回、肺、乳、胆・膵の患者にも対応した第2版を作成導入した。院内連携や教育をよりスムーズなものとするために化学療法・安心ブックレット(以下、安心ブックレット)を活用しているのでその経験を報告する。【対象と方法】2013年4月から肺、乳、胃、大腸、胆・膵のがんの再発・転移症例で点滴のある化学療法患者を対象とし「安心ブックレット」を配布した。【安心ブックレット】A6サイズの小冊子であり、患者が持参する。内容は、生活のアドバイスから始まり、化学療法の限界と有用性を明記した。専門用語や有害事象をわかりやすく解説した。そして当科の各がんに対するレジメンを記載した。化学療法の治療経過を記録する表を後半に添付した。ここでは大きく外来化学療法センターと専門外来の記録にわかれ、また次回外来や皮膚科受診などの記録が記載できるようにした。【結果】安心ブックレットは2013年4月から使用した。外科外来や外来化学療法センターの待合にフリーペーパーとして配備した。また、担当医が化学療法の説明にも利用できるように各外来のテーブルにも配備した。各癌腫の責任医師に分担し代表的な複数のレジメンを掲載した。有害事象や患者管理について専任の薬剤師・看護師とともに作成し、写真でわかり易く説明した。現在、安心ブックレットは、導入後2カ月で100部以上が配布されている。【方向性】新規採用薬剤の登場などレジメンの変化に対応するため追加版が必要である。対象患者数増加とともに用語やレジメンの統一などスタッフ教育促進にも効果的と考えられた。【結語】「がん化学療法の安心ブックレット」を利用して、安心できる医療の提供に努めたい。

キーワード

臓器別:その他

手法別:チーム医療

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