演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

放射線治療の術前内分泌療法に反応不良の中リスク前立腺癌をどうするか?

演題番号 : O102-6

[筆頭演者]
萬 篤憲:1 
[共同演者]
斉藤 史郎:2、戸矢 和仁:1、吉田 佳代:1、高橋 茜:1、田中 智樹:1、黒岩 信子:1、西山 徹:2、矢木 康人:2、新谷 幸子:1

1:国立病院機構東京医療センター 放射線治療科、2:泌尿器科

 

目的:中リスク前立腺癌の放射線治療において術前内分泌療法(NAHT)に対する反応が不良ならPSA再発が多いとされる。シード治療においてNAHTの影響を検討する。方法:2003年から2009年にシード治療を施行した705名の中リスク群のうち、1年以内のNAHT(中央値7か月)を施行した417名を対象とした。抗アンドロゲン剤199名、LHRH剤113名、MAB107名、124名がシード治療単独、295名は外照射併用であった。線量は生物学的効果線量BEDで計算した。PSA再発はASTRO定義とした。結果:NAHT後のPSA nadirは中央値1ng/mLであった。経過観察期間は62か月(24-114か月)であった。NAHTの薬剤や期間はPSA再発に影響しなかった。PSA nadirが0.5 ng/mL以下の場合にはそれより高い場合に比べて有意に5年PSA非再発率が高かった。BEDが180Gy2を超える場合にはそれ以下の場合より5年PSA非再発率が有意に高かった。PSA nadirが0.5 ng/mLを超える場合、BEDが高い群は低い群に比べてPSA非再発率が有意に高かった。PSA nadirが低い場合にはBEDによる差を認めなかった。結語:中リスク群に対するNAHTに反応不良の場合に予後不良であった。NAHTに反応不良の場合には線量増加が有効である可能性が示された。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:集学的治療

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