演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

新生仔マウス精巣組織の凍結保存とin vitro精子形成

演題番号 : O100-6

[筆頭演者]
横西 哲広:1 
[共同演者]
佐藤 卓也:2、古目谷 暢:1、片桐 久美子:2、窪田 吉信:1、井上 貴美子:3、越後貫 成美 :3、小倉 淳郎 :3、小川 毅彦:1,2

1:横浜市大院 泌、2:横浜市大院 分生プロテオ科学、3:理研 BRC

 

【背景】若年がん患者における、がん治療後の晩期合併症の一つに不妊症がある。近年我々はマウス精巣片を組織培養することで完全な精子形成の遂行に成功した。がん治療前に精巣組織を凍結保存し、必要時にin vitroで精子形成が可能となれば、小児がん患者の妊孕能の温存に有益であると考える。【目的】本研究は新生仔マウス精巣組織片を凍結保存し、解凍後のin vitro精子形成に関して検討を行った。【方法】減数分裂終末期の生殖細胞特異的にGFPを発現するTgマウスを用いた。精巣組織片をDMSO、PROH、市販の凍結保存剤とガラス化凍結保存剤のステムセルキープ(SCK)の4群に分けて、凍結保存後に培養を継続した。精子形成は組織像とGFP発現域で評価した。次にin vitroで分化した精子を用いてICSIを試みた。【結果】精子形成効率において、DMSO群とSCK群ではほぼ同等の効率を認め、コントロール群と比べて効率は低いものの良好であった。SCK群の組織片を機械的にほぐして観察すると精子を認めた。0.5日齢のマウス精巣組織片をSCKで218日間凍結保存し、培養45日目に得られた精子を用いてICSIし、産仔産生に成功した。【考察】ヒト精巣組織の凍結保存液と保存法の確立と培養系の開発が期待される。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内分泌・ホルモン療法

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