演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

再発乳癌におけるBevacizumab+Paclitaxelの治療効果予測の検討

演題番号 : O10-4

[筆頭演者]
石田 真弓:1 
[共同演者]
田中 陽子:1、中村 吉昭:1、及川 将弘:1、井川 明子:1、猿渡 彰祥:1、古閑 知奈美:1、西村 純子:1、厚井 裕三子:1、秋吉 清百合:1、大野 真司:1

1:国立病院機構九州がんセンター

 

(背景)米国ではBevacizumab+Paclitaxel(Bev+PTX)治療は2011年11月にFDAの認可が取り消されているが、NCCN ガイドラインにはカテゴリー2Aとして記載されている。国内では2011年9月に保険承認され、主にHER2陰性の再発乳癌の治療に使われているが、どのような症例にどんな時期に使用するのが有効であるかのデータは少ない。(目的)Bev+PTX治療の現状を把握し、治療効果予測因子の有無について検討する。(対象と方法)当院にて2008年から2013年1月までにBev+PTX治療を施行した進行再発乳癌22例(うち治験参加症例が9例)を対象として、臨床病理学的因子、無増悪生存期間、治療効果を解析し、治療効果予測因子を検討した。(結果)初診時4期乳癌が6例、再発乳癌が16例、ホルモンレセプター(HR)陽性・HER2陰性が13例、HR陰性・HER2陰性が9例であった。Bev+PTX治療の奏功期間はHR陽性・HER2陰性が12.3ヶ月、HR陰性・HER2陰性が10.6ヶ月(p=0.75)、Response rateは全症例で31%、HR陽性・HER2陰性が33%、HR陰性・HER2陰性が22%と有意差は認めなかったが、clinical benefit rateは全症例が55%、biology別ではHR陽性・HER2陰性が69%、HR陰性・HER2陰性34%とHR陽性・HER2陰性に有効である傾向(p=0.19)が認められた。中止例は末梢神経障害が2例、同意撤回が1例で重篤な副作用は認めなかった。(結語)Bev+PTX治療はHR陰性・HER2陰性に比べHR陽性・HER2陰性により有効である可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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