演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

HER2陽性胃癌化学療法における脳転移例の検討

演題番号 : O1-4

[筆頭演者]
奥田 博介:1 
[共同演者]
岩村 千晴:2、野島 正寛:3、西田 靖仙:4、久須美 貴哉:4、細川 正夫:4

1:恵佑会札幌病院 腫瘍内科、2:恵佑会札幌病院 外来化学療法センター、3:東京大学医科学研究所附属先端医療研究センター 先端医療開発推進分野、4:恵佑会札幌病院 消化器外科

 

【背景】乳癌において, HER2過剰発現例ではCentral Nervous System (CNS)転移の頻度が高いことが知られているが,胃癌における頻度は1%以下ときわめてまれである. 【目的】切除不能進行・再発胃癌(接合部癌を含む)におけるCNS転移の頻度を明らかとし, 臨床病理学的背景の検討を行うこと.【対象】2011年3月から2013年2月まで当科で化学療法を施行した60例, 性別:M/F 43/17例, 年齢:33-81歳(中央値61歳), 観察期間: 8-570日(中央値 194日), 1次治療/2次治療以降 30/30例, HER2陽性/陰性 20/40例. HER2陽性症例では, 全例にT-mab投与が行われた.【結果】HER2陰性例ではCNS転移を認めなかったが, HER2強陽性例に5例 (25%)の転移を認め , T-mab開始後のCNS転移出現までの期間は180-414日(中央値306日)であった.CNS転移はHER2陽性例 (p=0.002, log-rank)および転移臓器個数の多い症例(2個以上 vs. 1個)で有意に高率であった (p=0.008, log-rank).【結語】HER2陽性胃癌におけるT-mab併用化学療法症例では,乳癌と同様にCNS転移に注意する必要がある.発表時には脳転移症例の治療経過と予後も併せて示す予定である。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:分子標的治療

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