演題抄録

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開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

ペムブロリズマブ単剤療法が著効した術後再発肺癌を含む2症例

演題番号 : P-213

[筆頭演者]
橋本 博史:1 
[共同演者]
小森 和幸:1、尾関 雄一:2

1:防衛医科大学校病院・呼吸器外科、2:所沢明生病院・呼吸器外科

 

【はじめに】各種遺伝子変異陰性抗PDL-1抗体高発現進行非小細胞肺癌に対する一次治療としては、ペムブロリズマブ単剤療法もしくはペムブロリズマブ+プラチナ併用化学療法が選択される。今回、ペムブロリズマブ単剤療法が著効し長期にわたってPRが維持されている術後再発肺癌を含む2症例を経験したので報告する。【症例1】75歳男性。肺癌に対して左肺下葉切除+縦隔リンパ節郭清術を施行、病理組織診断は浸潤性腺癌pT4N2M0、EGFR,ROS-1,ALK陰性、抗PDL-1抗体95%高発現。TS-1による術後補助化学療法を施行するも術後15か月のCTで肝転移再発を認めた。ペムブロリズマブ単剤療法を開始し15か月の現在、PRを維持している。有害事象なし。【症例2】79歳男性。CTガイド下肺生検で肺腺癌と診断されたbulkyN2症例、脳転移あり。EGFR,ROS-1,ALK陰性、抗PDL-1抗体95%高発現。ペムブロリズマブ単剤療法を開始し18か月の現在、PRを維持している。脳転移に対してはγナイフ治療を施行した。有害事象として薬剤性肺炎を認めたがステロイド投与により改善した。【まとめ】ペムブロリズマブ単剤療法が著効し長期にわたってPRが維持されている術後再発肺癌を含む2症例を報告した。2例ともに抗PDL-1抗体95%ときわめて高い発現を認めており、このような症例にはペムブロリズマブ単剤療法が一次治療として、より優先される可能性がある。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:免疫療法

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