演題抄録

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開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

間質性肺炎合併肺癌における免疫チェックポイント阻害薬投与例の検討

演題番号 : P-211

[筆頭演者]
磯部 和順:1 
[共同演者]
吉澤 孝浩:1、一色 琢磨:1、坂本 晋:1、高井 雄二郎:1、栃木 直文:2、本間 栄:3、岸 一馬:1

1:東邦大学医療センター大森病院・呼吸器内科、2:東邦大学医療センター大森病院・病院病理学講座、3:東邦大学・びまん性肺疾患研究先端統合講座

 

【目的】間質性肺炎(IP)合併肺癌における免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の有用性および安全性を明らかにする。
【対象及び方法】2016年1月から2020年4月までに当科でICIを施行した非小細胞肺癌225例中、IPを有する8例を対象として、患者背景、ICI regimen、治療効果、有害事象の頻度をretrospectiveに検討した。
【患者背景】平均年齢は72.2歳(63-81歳)、性別は男性が7例であった。PSは0/1/2以上:3/5/0、全例喫煙歴を有し、組織型はAd/Sq:4/4、臨床病期はII/III/IV/術後再発:1/2/3/2であった。IPは全例、特発性間質性肺炎(IIPs)でCT所見はUIP pattern/non-UIP pattern:6/2、PD-L1発現(TPS,%)は0/1-49/51-100/不明:1/1/3/3であった。
【結果】ICI regimenはいずれも単剤でnivolmab/pembrolizumab/atezolizumab:3/3/2、投与lineは1st/2nd/3rd以降:1/5/2であった。最良治療効果はCR/PR/SD/PD:0/2/6/0で奏効率は25%、病勢制御率は100%であった。また、ICIの無増悪生存期間中央値は281日であった。免疫関連有害事象はGrade1の甲状腺機能亢進症が1例(12.5%)、Grade1の皮疹が1例(12.5%)に認められた。Grade2および3の薬剤性肺炎を2例(25%)に認めたが全例ステロイド治療により改善した。
【結語】IP合併肺癌におけるICI治療は有用であるが、薬剤性肺炎に注意すべきであると考えられた。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:免疫療法

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