演題抄録

ポスター

開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

盲腸原発の神経内分泌癌の1例

演題番号 : P-137

[筆頭演者]
山本 竜義:1 
[共同演者]
山本 英夫:1、西垣 英治:1、大森 健治:1、水谷 文俊:1

1:東海病院・外科

 

症例は60歳代の女性で,1週間続く間欠的な腹痛を主訴に紹介された.腹部造影CTで回腸の拡張と盲腸を中心に50×55× 56mmの腫瘤を認めた.回盲部腫瘤を起点として腸閉塞を認めた.第7病日に盲腸癌によるイレウスにて腹腔鏡下右側結腸切除術を施行した.術中所見では盲腸癌で表面に癌は露出し腹壁、回腸間膜上に播種を認めた。右結腸切除+D2および可及的に播種病変は切除した。
病理検査所見では,Synaptophysin陽性、Ki-67 陽性細胞率68%、BRAF遺伝子異常(V600E)でNeuroendocrine carcinoma (small cell type)、pT4a(SE), Lt1c(SS),V1c(SS), INFc, PN2a(4/12), pM1c(P)と診断された.術後1カ月でFOLFOXを開始2コース目からFOLFOX+bevacizumab療法7コース 施行した。一旦腫瘍マーカーは減少し奏効したが、術後4カ月目に胸腰椎骨転移が出現、5カ月目には右尿管狭窄による水腎にてステン留置、癌性腹膜炎によるイレウスとなり横行結腸回腸バイパス手術を施行した.2回目術後よりmTOR阻害薬を開始するも腫瘍マーカーの上昇も認めRAM+FOLFILI療法へ変更し加療中である。
大腸原発のNECは比較的稀で,予後不良な組織 型である.治療ガイドラインは確立していないが,手術と化学療法をあわせた集学的治療が必要とされ る.腹膜播種,腸閉塞を呈した盲腸原発のNECを経験したので文献的考察を加えて報告する.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:集学的治療

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