演題抄録

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開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

Nab-paclitaxelが長期間奏効した転移乳癌の1例

演題番号 : P-49

[筆頭演者]
山口 あい:1 
[共同演者]
諏訪 裕文:1、太治 智愛:1

1:兵庫県立尼崎総合医療センター・乳腺外科

 

【症例】46歳女性、咳嗽と右乳房腫瘤で来院した。右乳房に出血性潰瘍を伴う腫瘤と、右乳房全体に衛星結節を認めた。右乳房腫瘤の針生検で浸潤性乳管癌、ER 90%、PR 70%、HER2 2+、FISH法 増幅無し、ki67 22.8%と診断した。PET-CTで右胸水貯留、胸膜播種、肝転移を認めた。
【治療経過】胸膜癒着術を施行後に1次治療としてnanoparticle albumin-bound paclitaxel (nab-paclitaxel) 260㎎/㎡ 3週毎の投与を開始した。4コース投与後に乳房腫瘤の著明な縮小と肝転移の消失を認め、その後も縮小状態が維持された。2コース投与後にGrade1の末梢神経障害を認めたが長期にわたって増悪を認めず経過した。46コースから末梢神経障害がGrade2に増悪したため50コース(2年10カ月)で投与を終了してアナストロゾールに変更した。
【考察】Nab-paclitaxelは転移乳癌において有効で長期間投与可能な選択肢であることが示唆される。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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