演題抄録

口演

開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

Nivolumab単剤およびNivolumab+Ipilimumab併用後のVEGFR-TKIの有効性、安全性の検討(AFTER I-O試験サブグループ解析)

演題番号 : O35-5

[筆頭演者]
内藤 整:1 
[共同演者]
大家 基嗣:2、木村 剛:3、深沢 賢:4、沼倉 一幸:5、杉山 豊:6、山名 一寿:7、加峰 弘毅:8、田嶋 洋平:9、冨田 善彦:7

1:山形大学・腎泌尿器外科、2:慶應義塾大学・泌尿器科、3:日本医科大学・泌尿器科、4:千葉県がんセンター・前立腺センター/泌尿器科、5:秋田大学・腎泌尿器科、6:熊本大学・泌尿器科、7:新潟大学・腎泌尿器病態学、8:ブリストルマイヤーズ スクイブ株式会社・メディカル・オンコロジー領域統括部、9:小野薬品工業株式会社・メディカルアフェアーズ統括部

 

【背景】
我々はCheckMate 025試験およびCheckMate 214試験の国内治験参加症例それぞれ26例、19例、計45例をレトロスペクティブに解析し、ニボルマブ単剤(NIVO)および、ニボルマブ+イピリムマブ併用(NIVO+IPI)中止後の治療としての分子標的薬治療(TT)の安全性は既報と同様であり、有効性は良好であることを先に報告している(AFTER I-O試験、Tomita Y, et al. ASCO-GU2020 #677)。今回、NIVOおよびNIVO+IPI後のTTとして多く投与されたスニチニブ(SUN)およびアキシチニブ(AXI)に関して、有効性(ORR、PFS、OS)および安全性(全グレード副作用発現率、グレード3-4副作用発現率)をサブグループ解析した。
【結果】
NIVO後にSUNおよびAXIが投与された症例は8例(31%)および14例(54%)であり、NIVO+IPI後にSUNおよびAXIが投与された症例は6例(32%)および9例(47%)であった。NIVO後のSUNおよびAXIの有効性は、ORRは25%および36%、PFS中央値は7.8ヶ月および10.1ヶ月、OS中央値は22.1ヶ月および37.9ヶ月、全身治療開始からのOS中央値は54.4ヶ月および92.0ヶ月であった。またNIVO+IPI後のSUNおよびAXIの有効性は、ORRは33%および44%、PFS中央値は21.4ヶ月および16.3ヶ月、OS中央値はそれぞれ未到達、NIVO+IPI投与開始からのOS中央値もそれぞれ未到達であった。安全性はNIVOおよびNIVO+IPI投与群を合わせてサブグループ解析したところ、グレード3-4の副作用発現率はSUNで71%、AXIで39%であった。
【結論】
NIVOおよびNIVO+IPI中止後のSUNおよびAXIは、両剤共に有効性が確認できた。NIVOおよびNIVO+IPIの投与後のSUNおよびAXIの副作用において新規の安全性シグナルは認めず、治療関連死はなかった。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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