演題抄録

口演

開催概要
開催回
第58回・2020年・京都
 

当院における転移性腎細胞癌に対するニボルマブ・イピリムマブ併用療法の治療成績

演題番号 : O35-3

[筆頭演者]
大科 貴宏:1 
[共同演者]
佐藤 悠佑:1、山田 雄太:1、中村 真樹:1、川合 剛人:1、山田 大介:1、鈴木 基文:1、久米 春喜:1

1:東京大学附属病院・泌尿器科

 

転移性腎細胞癌に対する1st lineの治療として、ニボルマブとイピリムマブの併用療法が2018年8月より行われている。約1割の症例がCRに至るとされており、その治療効果が期待される一方で、間質性肺炎や内分泌障害、重症筋無力症、1型糖尿病など自己免疫疾患関連の有害事象(irAE)の発生頻度が高く、CheckMate 214試験でも約3割の症例に高用量ステロイド投与を要したとされている。東京大学医学部附属病院泌尿器科では、2020年1月までに15症例に対してニボルマブ・イピリムマブ併用療法を開始した。開始時平均年齢67歳、男性13例、女性2例、IMDCリスク分類でintermediate 10例、poor 5例、原発巣の手術あり11例、なし4例であった。Best responseはCR2例、PR5例、SD2例、PD3例であり1年生存率は70%であった。奏効率及び生存率はCheckMate 214試験と概ね同等と考えられた。15例中13例でirAEが出現し、そのうち10例はGrade 3以上であり、6例がニボルマブ単独投与に移行することなく投与を中止した。4例で高用量のステロイド全身投与を行った。2次治療への移行については、Sunitinib 2例、Axitinib 2例、Pazopanib 2例、治療中断で経過観察5例、全身状態悪化による2次治療移行不能3例であった。本学会では、東京大学における併用療法の治療成績を報告するとともに、その有効性や安全性、投与症例の選択基準などについて検討する。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:免疫療法

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