演題抄録

一般口演

開催概要
開催回
第56回・2018年・横浜
 

多職種合同面談による切除不能大腸癌に対するレゴラフェニブの服用期間への影響

演題番号 : O49-1

[筆頭演者]
演者)杉浦 央:1 
[共同演者]
斎藤 由起子:1、蒲原 香奈子:2、安部 智之:3、仙丸 直人:4

1:製鉄記念室蘭病院・薬剤部、2:製鉄記念室蘭病院・看護部、3:製鉄記念室蘭病院・消化器内科、4:製鉄記念室蘭病院・外科

 

【諸言】
レゴラフェニブは切除不能大腸癌に対する標準療法薬の一つである。その作用機序から起こり得る有害事象は多岐に渡る為、多職種が関わり副作用マネジメントを行うことは重要である。今回、外来診察前に薬剤師と看護師が合同面談を継続して行うことの治療継続期間や有害事象の発現状況に与える影響を検討した。
【方法】
合同面談を導入した2013年5月より、2017年9月までに当院でレゴラフェニブの服用を開始した39例を対象とした。薬剤師と看護師が外来にて継続して合同面談を行った介入群と非介入群の治療成功期間(TTF)、総投与量、28日以内の早期中止割合、投与中止理由、有害事象発現割合などを後方視的に調査した。有害事象はCTCAE v4.0にて評価した。
【結果】
介入群は26例、非介入群は13例であった。年齢中央値は介入群、非介入群ともに73歳で初回投与量160mg/日は介入群で19例(73%)、非介入群10例(77%)であった。TTF中央値は介入群で60日、非介入群で40日であった。28日以内の早期中止割合は介入群6例(23%)、非介入群6例(46%)であった。有害事象の発現状況は全Gradeで介入群24例(92%)、非介入群11例(85%)であった。最も多い有害事象は両群とも手足症候群であった。
【考察】
多職種による継続的な面談は様々な有害事象や生活面の問題点を抽出し、早期に情報共有と適切な対応に繋がる可能性がある。本検討では有害事象による脱落症例の減少や治療継続期間の延長に繋がる可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:チーム医療

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