演題抄録

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開催回
第55回・2017年・横浜
 

進行下部直腸癌に対する 腹腔鏡下手術と開腹手術~多施設共同研究結果と追加調査~

演題番号 : WS8-1

[筆頭演者]
肥田 侯矢:1,2 
[共同演者]
岡村 亮輔:1,2、西崎 大輔:1,2、坂井 義治:1,2、小西 毅:2、赤木 智徳:2、山口 智弘:2、秋吉 高志:2、福田 明輝:2、山本 聖一郎:2、山本 倫生:3、森田 智視:3、有薗 茂樹:3、田村 寛:3、渡邊 昌彦:2

1:京都大学・医学部附属病院・消化管外科、2:腹腔鏡下大腸切除研究会、3:京都大学・医学部附属病院

 

【背景】
腹腔鏡下大腸切除研究会のプロジェクト「下部進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術の意義」として、腹膜翻転部以下に存在する下部進行直腸癌に対する手術について、本邦で初めて大規模な多施設共同観察研究を行い、1500例の登録症例のうち、腹腔鏡、開腹それぞれ482例をプロペンシティースコアでマッチングした比較検討を行った。主要評価項目である術後有害事象発生割合については、腔鏡下手術群で有意に低いことを示した(30% vs 39%, p<0.01)。長期予後に関しては観察期間が3.3年と短いが、両群に明らかな差は認めなかった。
直腸癌の腹腔鏡下手術後の予後に関してはまだ定まった評価が得られておらず、また術前のMRI画像と予後の関連に関しても十分な知見は得られていない。
【目的】
前研究で登録を行った1500例の下部進行直腸癌症例について、追加予後調査を行い、腹腔鏡群と開腹群の長期予後を比較する。また、局所再発の因子について、病理組織像や術前MRI画像も含めて検討する。
【方法】
下部進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術の意義"研究(UMIN試験ID:000013919)登録の1500例について全国69施設において追加調査を行う。研究対象は2010-11年に手術がおこなわれた症例であり、2017年の予後調査で、観察期間の中央値は5年を超過することが見込まれる。MRI画像に関しては、各施設からDVDを集積して中央判定を行い、CRMや側方リンパ節腫大に関しての評価を行って、予後との関連を検討する。
【進捗】
2017年4月に主研究施設での倫理委員会で承認され、各施設にプロトコル配布を行った。今後各施設の承認が得られ次第データ集積を行っていく予定となっている。
(癌治療学会がん臨床試験研究助成プログラム)

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:手術療法

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