演題抄録

ワークショップ

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

秋田大学食道キャンサーボードの実践

演題番号 : WS12-6

[筆頭演者]
佐藤 雄亮:1 
[共同演者]
本山 悟:1、脇田 晃行:1、川北 雄太:1、劉 嘉嘉:1、長岐 雄志:1、南谷 佳弘:1

1:秋田大学・大学院医学系研究科・胸部外科学講座

 

秋田大学では食道外科、消化器内科、腫瘍内科、放射線科、病理部、薬剤部が参加する食道キャンサーボードを2003年4月に立ち上げ、直近の6年6ヶ月間では受診した全食道癌患者のべ約1300例(年間約200例)を検討してきた。ESD症例、手術症例、根治CRT症例、初回治療後の再発症例、頭頸部癌や肺癌、白血病などの他の癌を合併している症例など多岐にわたる食道癌患者の診断から治療方針、治療後のフィードバックまでを食道癌診療に関係する全ての診療科で情報共有することによりシームレスな食道癌治療を提供している。
特にリンパ節転移診断は術前のCTおよびPETでの放射線科医による画像診断に術後の病理医による切除標本病理診断をフィードバックすることにより放射線科医だけでなく全ての診療科でリンパ節転移診断の理解を深めている。さらに秋田県内の主要連携病院とのインターネットを利用した遠隔会議システムを導入し、大学病院の複数科を受診するのに必要な時間を大幅に短縮している。研修医や学生にとっては食道癌患者の診断から治療方針、治療後のフィードバックまでを一度のキャンサーボードで知ることができるため教育の観点からも重要である。キャンサーボード内での偏りが起こらないように4つの主診療科(食道外科、消化器内科、腫瘍内科、放射線科)で司会を順番に行うという工夫も行なっている。これまでの秋田大学食道キャンサーボードの取り組みを紹介したい。

キーワード

臓器別:食道

手法別:チーム医療

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