演題抄録

ワークショップ

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

沖縄県における骨転移キャンサーボードの活動報告

演題番号 : WS12-5

[筆頭演者]
国仲 弘一:1 
[共同演者]
石野 信一郎:1、藤澤 重元:1、西巻 正:1

1:琉球大学・医学部・第一外科

 

沖縄県で当科が主催している、骨転移キャンサーボードの活動を報告する。当科では消化器がん、乳がん、甲状腺がんを主に診療している。特に再発乳がんでは65~80% に骨転移を合併すると言われ、実際乳がん担当医師は骨転移診療を多く経験している。その中で、bone modifying agentsを使用していてもマネジメントに難渋する症例を多く経験する。そこで我々は、沖縄県内の複数の施設より複数の診療科の医師が参加し、固形がん骨転移のマネジメントを学ぶ目的で、2013年11月に骨転移カンファレンスを開催した。そこでは、まず放射線科医師が骨転移の診断に関して、また筆者が bone modifying agents の変遷についての総論を提示した。次いで消化器外科・泌尿器科・整形外科・呼吸器内科医師より各科で扱っている固形がん骨転移に関するエビデンス及び実際の診療各論が示された。固形がん骨転移という一つのテーマを通して各科の診療内容に接するのは大変興味深いものであり、また施設・診療科を超えた医師同士の結びつきが生まれた。その後会の名称を骨転移キャンサーボードと改め、半年おきに開催している。基調講演ではさまざまながん種での骨転移診療に関する基礎的・臨床的情報提供を、またキャンサーボードセッションでは骨転移症例に関し参加者全員でのディスカッションを行っている。これまでテーマとして、骨転移の診断や治療に加え、緩和ケア的アプローチやリハビリに関しても取り上げられた。直近では2017年2月に開催され、歯科口腔外科医師より顎骨壊死に関する基調講演があり、沖縄県歯科医師会の呼び掛けにより、歯科医師も多く参加した。現在、乳腺外科医師と整形外科医師が中心となり、様々な施設・科の医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士が集まり、実臨床に役立つディスカッションが行われている。また、急ぎの症例に関してはメールでの相談も受け付けている。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:チーム医療

前へ戻る