演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

若年者の切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法の治療成績

演題番号 : P85-6

[筆頭演者]
高木 宏明:1 
[共同演者]
安藤 孝将:1、細川 歩:1、吉田 啓紀:1、南條 宗八:1、三原 弘:1、梶浦 新也:1、藤浪 斗:1、杉山 敏郎:1

1:富山大学・医学部・第三内科

 

【背景】本邦における若年発症の胃癌に対する治療成績は、根治切除が行われた場合、非と若年者と変わらないと報告されている。しかし、切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法例における若年者の報告は極めて限られている。
【方法】2007年4月から2017年3月に当科で切除不能進行・再発胃癌と診断され、化学療法を受けた253例中、PS0-2で大量腹水のない、237例を解析対象とした。このうち、40歳以下を若年者と定義し、背景因子と治療成績をについて非若年者と比較した。
【成績】237例中、若年者は8/237例(3.3%)であった。若年者の背景因子は、男性/女性:7/1例、PS0-1/2:7/1、部位U/M/L:4/2/2例、組織(未分化型/分化型):6/2例、転移臓器数(1/2>):3/5例であった。非若年者では、男性/女性:172/57例、PS0-1/2:201/28、部位U/M/L/E:70/80/48/31例、組織(未分化型/分化型):128/101例、転移臓器数(1/2>):73/156例であり、いずれの因子おいても両群間で差はなかった。一次治療の化学療法でFluoropyrimidine/Cisplatin療法が行われていたのは若年者6例(75.0%)、非若年者125例(54.5%)であった。治療成績では、一次治療の奏効割合は若年者25.0%、非若年者27.4%であり、PFS中央値は若年者66日 (95% CI:16-117日)、非若年者143日 (95% CI:123-177日)であった(p=0.0006)。OS中央値は若年者252日 (95% CI:35-320日)、非若年者406日 (95% CI:336-455日)(p=0.0021)であり、若年者の治療成績は不良であった。
【結論】切除不能進行・再発胃癌に対する化学療法において、若年者の治療はFluoropyrimidine basedの併用療法が行われていたにも関わらず、その治療成績は不良であった。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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