演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫治療の約10年後に末梢性T細胞リンパ腫を発症した1症例

演題番号 : P7-4

[筆頭演者]
公受 裕樹:1 
[共同演者]
長谷川 依子:1、小西 博:2、岡元 るみ子:1、斎藤 隆明:3

1:社会医療法人社団木下会千葉西総合病院・腫瘍内科、2:社会医療法人社団木下会千葉西総合病院・血液内科、3:社会医療法人社団木下会千葉西総合病院・病理科

 

症例:70代男性 既往歴:特記すべきことなし。飲酒歴なし。喫煙歴40-60歳 30本/日 現病歴:左鼠経リンパ節生検にて、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 (Diffuse large B cell lymphoma: DLBCL)と診断された。病期IIA IPI低危険群(年齢のみ)R-CHOP療法8コース施行し完全寛解となる。10年3か月後、左頬部発赤腫脹し2週間後に左頸部リンパ節が腫大した。前医にて頸部リンパ節生検施行され、CD3陽性、CD56陽性、EBER-ISH陽性であり末梢性T細胞リンパ腫と診断された。PET/CTでは両側側頭部皮下から頬部、耳下腺皮下、左頸部リンパ節に多発性にFDG集積が認められた。EBV陽性末梢性T細胞リンパ腫(PTCL) 病期IIA 治療前血算・生化学検査WBC5500/µl, Neut3350/103µL, RBC392×103/µl、Hb12.9g/dl, Plt24.3×103/µl, AST16U/l, ALT13U/l, BUN17.6mg/dl, Cr 0.57mg/dl, eGFR106ml/min/1.73m2, LDH217U/l, 可溶性IL2R1050U/l であった。減量ESHAP(VP16 40㎎/m2 AraC2000mg/m2 70%に減量、PSL250/body)1コースにて病変縮小し、当院腫瘍内科転院にて、現在EAHAP5コース目施行中である。治療経過良好であり、白血球減少G2、好中球減少G2、貧血G2、血小板減少G2、末梢神経障害G1、嘔吐G0であり、腎機能障害も含め重篤な有害事象は認められていない。予定通り3週間ごとの治療が施行され、計6コース目後、効果判定予定である。
DLBCL診断治療後約10年で発症しており、2次発がんとしてのPTCLと推測される。
EBV関連末梢性T細胞リンパ腫は2016年WHO分類に記載された項目であり、文献的考察を加えて報告する。

キーワード

臓器別:造血器・リンパ

手法別:化学療法

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