演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

チーム医療の中で看護師が果たす役割~チームゼヴァリンを通して

演題番号 : P7-2

[筆頭演者]
高澤 佳江:1 
[共同演者]
目黒 貴嗣:1、遠山 真紀:1、布野 ちさと:1、今井 綾乃:1、山本 孝幸:1、藤森 博:1、高階 経幸:1、小手 康博:1、竹内 哲滋:1、猪口 靖裕:1、判田 直子:1、丁 曄:1、明星 智洋:1、大澤 浩:1

1:社会福祉法人仁生社江戸川病院

 

【背景】近年、チーム医療研修や多施設で実績報告されているが、明確なチーム医療の構築方法は明らかになっていない。今回、当院でゼヴァリンを導入するにあたり「Team Zevalin」を発足した。従来のがん化学療法は、腫瘍血液内科医師・看護師・薬剤師が共働で行っているが、その3職種に加え放射線科医、放射線技師が参加した。その結果、第1回の発足ミーティングから約20日間で1例目の投与を安全に行う事ができた。その活動を振り返り、チーム医療の構築に至る経緯を分析する。【実施方法】2016年11月に腫瘍血液内科医より相談を受け、以下の手順で第1回のミーティングを行った。1-1:各職種の業務・役割分担の案をフローシートで作成、1-2:製薬会社から共通の薬剤説明の受講、1-3:各職種の役割の決定、1-4:スタッフ間の連絡系統の整理を行った。第2回のミーティングは、2-1:薬剤調整を各職種が周知し、薬剤師が調整トレーニングを他職種も見学を行なう、2-2:役割と連絡系統を明らかにしたフローチャートを修正・周知、2-3:投与時の点滴ラインなど医師、製薬会社に助言を受けアルゴリズムの作成・決定し、2-4:レジメン登録及び投与法について医師、薬剤師、看護師間での話し合い、2-5:担当部署の看護師に、3 回に渡り薬剤説明・投与方法を説明、2-6:看護師向けのチェックリストを作成、2-7:チームメンバー以外の看護師、看護補助者、清掃職員にそれぞれ曝露対策について説明、指導を行った。【結果】シュミレーション通り1例目の投与がスムーズに行えた。【考察】チーム医療とは医療に従事する各専門職が連携・協働して、それぞれの専門性を活かし医療サービスを提供することである。そしてチーム医療内における看護職の役割は、複数の専門職の働きを統合し、安全な患者ケアを保障することと考える。今回、治療日まで時間がない中、各職種が危機感を持ち、個々の専門性を発揮できた。それは「ゼヴァリンを安全に投与する」と言う目標の下、必要な業務の抽出と役割分担を早期に行えたことや個々の業務で終わらせず、他の職種が確認出来るように、互いの行動を熟知できたことである。【結語】医師のビジョンを具現化できるよう、看護師およびmedical staffが協力して実務をマネージメントしたことが成功のポイントと考えた。

キーワード

臓器別:造血器・リンパ

手法別:チーム医療

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