演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

転移性去勢抵抗性前立腺癌におけるantiandrogen withdrawal syndromeの検討

演題番号 : P61-4

[筆頭演者]
米山 脩子:1 
[共同演者]
三好 康秀:1、安井 将人:1、植村 公一:1、熊野 曜平:1、大高 茉莉:1、河原 崇司:1、服部 裕介:1、寺西 淳一:1、太田 純一:2、横溝 由美子:3、林 成彦:3、上村 博司:1、矢尾 正祐:3

1:横浜市立大学・附属市民総合医療センター・泌尿器・腎移植科、2:横浜市民病院・泌尿器科、3:横浜市立大学・大学院医学研究科・泌尿器科

 

【緒言】転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対するantiandrogen withdrawal syndrome (AWS)の有用性について検討した.
【対象と方法】CRPC後に新規AR阻害薬(アビラテロン/エンザルタミド)で加療した患者のデータベースのうち,初診時に転移を有し初期治療としてcombined androgen blockade施行後,CRPC後の1st line 治療としてAWSの確認を行ったmCRPC患者66例を対象とした.AWS response予測因子をロジスティック回帰分析,Kaplan-Meier 法により全生存(OS)率,AWS response/non-response群間の生存率の差をlog rank検定,AWS responseの有無を含めた臨床的因子とOSとの相関をCOX比例ハザードモデルにて解析した.
【結果】観察期間中央値36.5ヶ月.年齢中央値74.6歳,初診時PSA中央値286.6 ng/ml ,baseline PSA中央値4.8ng/ml ,Gleason score 8以上:55例(83.3%), time to CRPC中央値8.8ヶ月.ドセタキセル使用症例30例 (45.5%).AWS responseは16.7% (66例中11例)に認め,奏効期間中央値は19.2ヶ月.多変量解析の結果AWS responseを予測する因子は検出されなかった.
OS中央値は75.3ヶ月.AWS non-response群と比較してAWS response群で予後良好な傾向を認めたが,有意差は認めなかった(OS中央値79.2ヶ月vs 75.3ヶ月: p=0.078).多変量解析の結果,独立したOS予測因子として,baseline PSA≥3.3 ng/mL,time to CRPC<8.8ヶ月が独立したOS不良予測因子として抽出された. AWS responseの有無はOSに影響していなかった (HR 2.9; 95%CI 0.9-9.6; p=0.086).
【結語】mCRPC患者においてAWS response予測因子はなく,baseline PSAとtime to CRPCが独立したOS不良予測因子であった.AWS responseの有無は予後に影響を与えなかった.

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内分泌・ホルモン療法

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