演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

高齢者の切除不能進行再発大腸癌に対するCapecitabin+Bevacizumab 療法の検討

演題番号 : P34-1

[筆頭演者]
中西 亮:1 
[共同演者]
山本 聖一郎:1、金井 歳雄:1、米山 公康:1、大住 幸司:1、赤津 知孝:1、葉 季久雄:1、高野 公徳:1、筒井 麻衣:1、金子 靖:1、吉川 祐輔:1、原 明日香:1、佐々木 健人:1

1:平塚市民病院・外科

 

【はじめに】超高齢化社会に伴い,全身化学療法の対象となる患者の高齢化が顕著になっている.そのため高齢者に対する化学療法は個々の全身状態を考慮して治療方針を決定する必要がある.2014 年大腸癌治療ガイドラインの改訂に伴い,進行再発大腸癌に対する化学療法に Cape+Bmab療法が新たに加えられた.当院で75 歳以上の高齢者に対して施行したCape+Bmab療法の治療成績を報告する.
【方法】2014年4月から2017年2月までに当院で75歳以上の切除不能進行再発大腸癌患者にCape+Bmab療法を施行した17例について効果,忍容性について検討した.
【患者背景】平均年齢は83 歳(76-89).男性9例,女性8例であった.前治療としてオキサリプラチンを含むレジメン使用症例は1例,イリノテカン,Bmabを含むレジメン使用症例はなかった.
【結果】治療開始時の転移・再発臓器は,肝6例,肺5例,腹膜3例,大動脈リンパ節2例,腹腔内局所2例,リンパ節,骨,骨盤局所は各1例であった(重複ふくむ).PR3例,SD8 例,PD2例,未評価が4例であり,奏功率 23%,病勢コントロール率85% であった.平均治療コース数は 10回であった.最長投与例は20コースであった.有害事象はGrade3以上の手足症候群が2例,Grade2以上の手足症候群が4例,高血圧2例,蛋白尿3 例,食思不振1例,皮疹1例であった.有害事象に対しては休薬,減量,対処療法にて対応し,有害事象による投与中止はなかった.5例がCape+Bmab療法を継続している.
【結語】Cap+BV 療法は AVEX 試験で有効性,安全性が報告されており,高齢者の進行再発大腸癌に対する有効な治療法の1つであると考えられる.本検討では,手足症候群の頻度が高かったものの,病勢コントロール率 85%であり有効な治療法と考える.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

前へ戻る