演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

進行性腎細胞癌に対するニボルマブの初期治療経験

演題番号 : P33-3

[筆頭演者]
三浦 徳宣:1 
[共同演者]
西田 敬悟:1、小山 花南江:1、野田 輝乙:1、浅井 聖史:1、福本 哲也:1、柳原 豊:1、宮内 勇貴:1、菊川 忠彦:1、雑賀 隆史:1

1:愛媛大学・医学部・泌尿器科

 

【背景】本邦において、悪性黒色腫、肺癌に続き、腎細胞癌でもニボルマブが保険適応となった。従来の抗癌剤と作用機序が異なることから、効果判定方法や有害事象への対応に注意が必要である。
【目的】2016年10月から2017年3月までにニボルマブの投与を開始した進行、再発腎細胞癌患者5症例について、患者背景、効果、および免疫関連有害事象を含む安全性について後方視的に検討した。
【結果】年齢中央値68歳(49~79歳)、男性3例、女性2例、臨床病期StageⅡ2例、StageⅣ3例、MSKCCリスク分類はIntermediate risk 4例、不明1例で、全例で腎摘除術が施行されており、淡明細胞型腎細胞癌4例、乳頭状腎細胞癌1例であった。投与時の前治療レジメン数1/2/3/5:1/2/1/1例であった。抄録の時点での最大投与回数は8であり、1例が病勢進行で中止、4例が投与継続している。部分奏効症例が1例あり、スニチニブ後の2nd lineで使用した症例であった。有害事象について、免疫関連を疑う有害事象は抄録の時点では甲状腺機能低下症を1例に認めたのみであった。ニボルマブ使用前より下痢を示していた1例は、自己免疫性腸炎を否定するため大腸内視鏡検査で生検をおこない、腹膜播種の診断であったことから、本剤を開始し症状悪化は認めていない。
【結語】進行性腎細胞癌に対するニボルマブの初期治療経験について報告した。幸い現在まで重篤な免疫関連有害事象を経験していないが、発症時の初期対応が重要であり、今後も注意深い管理が必要と考える。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:免疫療法

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