演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

胃癌異時性肝転移に対して肝切除を施行し長期生存が得られた2例

演題番号 : P178-6

[筆頭演者]
石井 智:1 
[共同演者]
栗田 淳:1、水口 法生:1、大友 直樹:1、穂坂 美樹:1、尾崎 貴洋:1、田中 求:1、中村 和徳:1、小野里 航:1、水谷 知央:1、峯田 章:1、大村 健二:1、若林 剛:1

1:医療法人社団愛友会上尾中央総合病院・外科

 

胃癌肝転移に対する標準治療は化学療法であるが, 近年肝外の非治癒因子を持たない肝転移に対して肝切除による良好な成績が報告されている. 今回, 胃癌切除後に異時性肝転移を認め, 切除にて長期無再発生存が得られた2例を経験したので報告する. ①症例は76歳, 男性. 胃噴門部の進行性胃癌cT4aN1M0 cStage IIIBに対して術前化学療法(S1+CDDP 2コース)を施行し, 治療効果判定はPRであった. 同症例に対して胃全摘術+リンパ節D2郭清を施行した. 術後化学療法としてS1療法を1年間施行した. 術後2年目のCTで肝S3に5mm大の腫瘍を指摘された. S1療法を2クール施行したがSDの診断にて, 肝部分切除術を施行した. 肝切除後3年9か月, 無再発生存中である. ②症例は65歳, 男性. 胃癌cT3N0M0 cStageIIAの診断で幽門側胃切除術+リンパ節D2郭清を施行した. 術後補助化学療法としてS1療法を1年間施行した. 術後4年目のCTで肝S4に24mm大の腫瘍を認め, 転移性肝腫瘍, 肝内胆管癌が疑われた. 診断も含め肝左葉切除術を施行した. 術後補助化学療法としてS1療法を1年間施行した. 肝切除後4年, 無再発生存中である. 特に肝外病変を伴わない胃癌の異時性単発性肝転移の切除成績は良好であり, 外科的切除の良い適応と考えられた.

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:集学的治療

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