演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

胃癌肝転移に対してS-1隔日投与により長期的にPRを認める高齢者の1例

演題番号 : P178-4

[筆頭演者]
重河 嘉靖:1 
[共同演者]
中谷 佳弘:1、松村 修一:1、富永 信太:1、堀田 司:1

1:独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター・外科

 

【緒言】胃癌の肝転移は化学療法の奏効率が低く、予後不良な疾患である。とりわけ、高齢者の場合、化学療法について副作用などの面で継続困難な場合が多い。今回、われわれは胃癌異時性肝転移に対してS-1隔日投与により長期的にPRを得られている1例を経験し、報告する。
【症例】83歳、男性。2014年10月に胃癌に対し、胃亜全摘術、B-II再建、結腸後再建を施行。最終病理はtub2>por1, T4aN2M0 stageIIIAであった。高齢であり、術後補助化学療法は行わず。2015年7月のフォローアップCTにて肝S7に30mm大の転移をみとめた。このため、SOX療法を1コース施行したが、G3の食欲不振により中止。以後、S-1隔日投与を開始。以後、肝転移巣は縮小し、2017年4月のCTでは6mm大と80%の縮小率であり、RECIST分類でPRと判断する。加えて、S-1隔日投与の際、化学療法の副作用は認めていない。2017年4月現在、S-1隔日投与を継続中である。
【結語】高齢者においても胃癌肝転移に対するS-1隔日投与によりPRを認める場合があり、かつ、副作用も少なく、安全に継続できている。S-1隔日投与について特殊な場合では選択肢に上がる化学療法の方法と考える。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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