演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

子宮体癌の筋層浸潤度の診断における術前MRIと術中迅速病理との診断精度の比較検討

演題番号 : P149-6

[筆頭演者]
中川 美生:1 
[共同演者]
伊藤 公彦:1、下地 香乃子:1、中塚 伸一:3、渡邉 均:2、八木 太郎:1、大久保 理恵子:1、黒田 浩正:1、後藤 摩耶子:1、鶴田 智彦:1、田島 里奈:1、堀 謙輔:1

1:独立行政法人労働者健康安全機構関西労災病院・産婦人科、2:独立行政法人労働者健康安全機構関西労災病院・放射線科、3:地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター・病理科

 

子宮体癌は手術療法が第一選択で、腹式単純子宮全摘術(TAH)及び両側附属器摘出術(BSO)を基本とし、術前の組織や画像診断結果で骨盤リンパ節郭清(PLN)、傍大動脈リンパ節郭清(PAN)等が実施される。当院ではIA期でtype I症例のリンパ節郭清を省略する為に、術前に組織学的にtype IIと診断されている場合を除き、術中迅速病理組織診(術中迅速)を行ない、筋層浸潤1/2未満であればTAH+BSOを、1/2以上であればPLNを追加し、骨盤リンパ節転移陽性であればPANを追加してきた。術中迅速が術前MRI画像診断(術前MR)よりも、術式決定に有用か後方視的に検討した
2011年1月から2016年12月までに当院で子宮体癌手術で術中迅速を行った85例を対象とした。術後筋層浸潤1/2未満か1/2以上かの診断精度を、術前MRと術中迅速で比較した。なお、本研究は当院倫理委員会の承認を得て行った。
術前MRの診断精度は、感度65.2%、特異度88.7%、正診率82.4%であった。一方術中迅速は、感度59.1%、特異度100%、正診率89.4%であった。診断精度をロジスティック回帰分析を行い、ROC曲線で比較するとp=0.719、感度もp=0.7546で有意差は認められなかったが、特異度においてはp=0.0062と有意差が認められた。術中迅速は、筋層浸潤1/2未満の診断においては術前MRより有用性が高いと言える。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:診断

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