演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

京都大学附属病院におけるメラノーマユニット

演題番号 : P123-5

[筆頭演者]
野村 基雄:1 
[共同演者]
大塚 篤司:2、永井 宏樹:1、野々村 優美:2、加来 洋:2、松本 繁巳:1

1:京都大学・医学部附属病院・がん薬物治療科、2:京都大学・医学部附属病院・皮膚科

 

2015年以降メラノーマに対し複数の新規治療薬(免疫チェックポイント阻害剤・BRAF阻害剤・MEK阻害剤)が保険承認されている。
免疫チェックポイント阻害剤(ニボルマブ・イピリムマブ)は、殺細胞性抗がん剤の代表的な有害事象である血液毒性や悪心・嘔吐などは少ない。一方で免疫チェックポイント阻害剤により賦活化された有害事象(免疫関連有害事象immune related adverse events:irAE)は、頻度は少ないが、時に重篤化することが報告されている。これらのirAEの発現時期やリスク因子は不明なままであり、予防方法や対処方法についても確立したものはない。医療者が十分配慮するとともに、irAEの早期発見・対応を可能とするシステムの確立が重要である。
京都大学では、2016年9月より皮膚科医、腫瘍内科医、薬剤師によって構成されるメラノーマユニットを立ち上げ、免疫療法を安全に実施するためのシステム作りに取り組んできた。
具体的内容として、カンファレンスの実施、患者教育ツール、irAE早期発見のための問診票、医療者支援ツールとしてirAE対策マニュアル(各専門診療科との連携マニュアル、モニタリング検査オーダーセット、irAEチェックリスト)の作成を行い、2016年4月より複数診療科で同時に診察するメラノーマ外来を開始した。
本報告では、メラノーマユニットの活動について紹介するとともに、2016年9月から2017年4月までの期間に当院で治療された根治切除不能なメラノーマ全症例について治療成績・副作用発現について報告する。

キーワード

臓器別:皮膚

手法別:チーム医療

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