演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

悪性黒色腫患者におけるNivolumab再投与の有効性と安全性

演題番号 : P123-2

[筆頭演者]
野村 基雄:1 
[共同演者]
大塚 篤:2、永井 宏樹:1、野々村 優美:2、加来 洋:2、松本 繁巳:1

1:京都大学・がん薬物治療科、2:京都大学・皮膚科

 

【背景】転移性悪性黒色腫患者に対しNivolumab治療後にNivolumabが再投与された症例に関する報告はない。本研究の目的は、転移性悪性黒色腫患者においてNivolumab再投与の有効性と安全性に関し後方視的に検討することである。
【方法】以下の条件に合致する転移性悪性黒色腫患者を対象に後方視的に検討した。1)切除不能または転移性悪性黒色腫、2)根治治療不可能、3)以前にNivolumab治療を実施し増悪、4)測定可能病変(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors version 1.1[RECIST v1.1])を有する、5)Nivolumabを再投与している。
1度目のNivolumab(1st Nivo)と2度目のNivolumab(2nd Nivo)の最良効果(RECIST v1.1)、毒性および1st Nivoと2nd Nivoの間に実施された治療を検討した。
【結果】8例が適格基準に合致した。3例は1st Nivo以前に化学療法が実施されていた。1st Nivoの治療期間の中央値は3.9か月、最良効果は3例(37.5%)がPR、3例(37.5%)がSDであった。7例は病勢進行により、1例はGrade3の大腸炎により中止となった。
1st Nivoと2nd Nivoの間に実施された治療は、Ipilimumab(6例)、Vemurafenib(1例)、無治療(1例)であり、治療期間の中央値は2.5か月、4例は放射線治療が実施された。
2nd Nivoの治療期間の中央値は4.2か月、最良効果は2例(25%)がPR、3例(37.5%)がSDであった。6例は病勢進行により中止され、2例は現在も2nd Nivoを投与中である。
1st Nivoと2nd Nivoの間にIpilimumabと放射線治療が実施された症例において、2nd Nivoの奏効割合は50%、病勢制御割合は75%であった。
【結論】Nivolumab再投与は、適切に選択された転移性悪性黒色腫患者において有効な治療オプションである可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:皮膚

手法別:免疫療法

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