演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

「学校におけるがん教育」に対する地域がん診療連携拠点病院の取り組み

演題番号 : P111-1

[筆頭演者]
吉村 幸永:1 
[共同演者]
川中 博文:1、矢野 篤次郎:1、吉田 まつみ:2、折田 博之:2

1:独立行政法人国立病院機構別府医療センター、2:中津市民病院

 

【背景・目的】2016年12月に改正されたがん対策基本法のなかで、基本的施策に第五節「がんに関する教育の推進」が新たに追加されている。とくに子どもに対してのがん教育は、健康と命の大切さについて学び、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育成するために重要である。当院は2016年より中学生を対象にした「がん教育」に取り組んでいるので、その成果について報告する。【方法】1)対象:中学校1年生 124名 2)方法:がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識を持ち、自らの健康管理に結び付けられることを目的に①中学生を対象に作成されたDVD鑑賞②医師と看護師による講義を実施した。がん教育前後にアンケート調査を行い、教育による知識・意識の変化と影響について評価した。【結果】1)事前アンケート:対象者124名(回収率100%)①「がん」になった身近な関係者がいる学生は57%で、関係性で多かったのは祖父母68%であった。②「がん」のイメージで多く回答されていたのは、「怖い」「治らない」「死」「きつい」であった。2)事後アンケート:対象者119名(回収率96%)①授業内容については、とても理解できた58%、少し理解できた34% ②今後の生活で生かせるかについては、「とても活かせる」60%、「活かせる」32%で、「活かせる」内容で多かったのは、食生活や運動をすること、がん予防にはタバコや飲酒を控えること、定期健診の大切さなどであった ③今回の授業内容を家族に話した生徒は、51%で、話した内容については、タバコや飲酒を控えることでがんが予防できることや早期発見でがんが治せること、定期健診を受けた方がよいこと、食事のバランスが多かった。【結論】「学校におけるがん教育」を行うことで、自分自身および家族の健康管理およびがん(患者)に対する正しい理解と適切な態度・行動につながることが期待できた。

キーワード

臓器別:その他

手法別:医療政策

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