演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

「前立腺がんをもっと知ろう」普及啓発イベント開催の有用性と今後の課題

演題番号 : P106-6

[筆頭演者]
山根 美代子:1 
[共同演者]
勝野 曉:2、大塚 信哉:3、鈴木 大介:4、大山 英明:4、渡邉 和代:5、安藤 博笑:5、桑原 千晴:5、鈴木 祐一:6

1:岡崎市民病院・地域医療連携室、2:岡崎市民病院・泌尿器科、3:岡崎市民病院・放射線科、4:岡崎市民病院・薬局、5:岡崎市民病院・看護局、6:岡崎市民病院・外科

 

【背景】前立腺がんの普及啓発を行うことは、早期発見・早期治療につながる可能性がある。岡崎市民病院では「前立腺がんをもっと知ろう ~がん治療の取り組みと今後の課題~」(以下;イベント)について、院内でパネル掲示(前立腺がんの治療、放射線治療、薬物療法、緩和ケア、がん相談支援センターの案内)と、医師・看護師・薬剤師による相談会を開催したので報告する。
【目的】イベントの有用性について検討し、今後行うがんの普及啓発イベント開催における課題を明らかにする。
【方法】来場者に無記名自記式アンケート調査用紙を配布し、会場閲覧後に記入されたものを回収して集計した。
【結果】アンケート回収率は 100%(149/149枚)。年齢では、60・70歳代ともに 28.9% と最も多く、性別比は男性 66.4% 女性 30.2% であった。アンケートの内容で「イベント開催を知った場所」では、病院内の掲示 77.2% 病院外の掲示18.1% であった。「前立腺がんで通院中」では、通院していない 68.5% 通院中16.8% 家族が通院中 8.1% であり、「仕事について」では、仕事をしていない 49.0% 仕事をしている 40.3% であった。「イベントの内容の理解」では、とてもできた 29.5% まあまあできた 43.0% であった。「感想、意見など自由記載」では、内容に関する意見、スタッフの対応がよかったなど良好な回答を得た。
【考察】イベントの内容の理解はとてもできた・まあまできたを合わせ 72.5%であり、理解度は良好であり知識の普及啓発には有用であると考えられた。参加者は、院内の掲示で知った方が最も多く、院内掲示の必要性とともに、院外からの参加者を増やすためには、院外での広報をさらに充実することが課題と考えられた。前立腺がんで通院中かどうかに関しての質問では通院中が 16.8%と少数であり、参加者が前立腺がんに対する興味があったこと、女性は家族の健康への関心から参加したことが考えられた。参加者の年齢が高齢であったことは、前立腺の好発年齢が関連していること、平日の日中に開催したことも影響されていると考えられる。また、仕事をされている参加者が 40.3%おり、働く世代への知識の普及啓発は日時や場所の検討が課題と考えられた。今後、地域住民が参加しやすいがんの普及啓発活動を行い、がんになっても自分らしく生きるためのサポートを行っていきたい。

キーワード

臓器別:その他

手法別:患者支援

前へ戻る